高校化学基礎 Unit 09 ・ 単元5「酸と塩基」1/4ページ

酸と塩基

HClとCH₃COOHは同じ「酸」でも、水中での振る舞いがまったく違う。
酸・塩基の定義と電離度の違いを、はじめての人から難関大志望者まで使えるレベルで比較しよう。

📖 酸塩基の定義⚡ 電離度📋 強酸・弱酸一覧
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単元マップ:酸と塩基

この単元は4ページに分かれている。まず酸・塩基の定義(このページ)を学び、水溶液の酸性・塩基性の強さを表すpHを理解し、酸と塩基が反応する中和反応を学び、最後にその中和反応を利用した実験操作中和滴定に進む、という流れになっている。

単元5「酸と塩基」の単元マップ(全4ページ) 酸と塩基の定義、水素イオン濃度とpH、中和反応と塩、中和滴定の4ページが順につながっている図。 酸と塩基 - 単元マップ(全4ページ) ① 酸と塩基 定義・電離度 (このページ) ② pH 水素イオン濃度 kiso10.html → ③ 中和反応 塩の性質 kiso11.html → ④ 滴定 滴定曲線 kiso12→ 酸塩基を定義する → 強さをpHで測る → 反応させる → 濃度を求める ↓ 定義を見る ↓ 電離度を見る

図0:単元5は4つのページ(酸と塩基・pH・中和反応・中和滴定)で構成される。色付きのボックスをクリックすると各ページへ進める。

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酸・塩基の定義

レモン汁や酢のように酸っぱい味がするものが「酸」、せっけん水のようにぬるぬるして苦みのあるものが「塩基(アルカリ)」——というのが素朴なイメージだが、化学ではもっと正確に、水溶液中でどんな粒子をやり取りするかで酸と塩基を定義する。

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強酸・弱酸と電離度

同じ「酸」でも、水に溶かしたときの"本気度"が違う。塩酸(HCl)は水に溶けるとほぼ全部がバラバラのイオンになる一方、お酢の酸っぱさのもとである酢酸(CH₃COOH)は、ごく一部しかイオンにならず、大部分はもとの分子のまま水に浮かんでいる。この「バラバラになる割合」を電離度という。

✅ この単元のまとめ

  • アレニウスの定義:酸→H⁺放出、塩基→OH⁻放出
  • ブレンステッド・ローリーの定義:酸→H⁺供与、塩基→H⁺受容(アレニウスの定義をより広い場面に拡張)
  • 価数:電離してH⁺またはOH⁻として放出できる数(化学式中の全H・OHの数とは限らない)
  • 電離度α≈1 → 強酸・強塩基;α≪1 → 弱酸・弱塩基(強弱と濃度は別の軸)
  • 弱酸の電離のしやすさは電離定数K_aで定量的に表される

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