高校化学基礎 Unit 06 ・ 単元4「物質量と化学反応式」1/3ページ

物質量(mol)

原子1個はあまりに小さく数えられない。だから6.02×10²³ 個をひとまとめにした「mol」という単位で扱う。
原子量・分子量から物質量、質量、体積への変換を、はじめての人から難関大志望者まで使えるレベルで整理しよう。

⚖️ 原子量・分子量・式量🔢 アボガドロ定数💨 モル質量・モル体積
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単元マップ:物質量と化学反応式

この単元は3ページに分かれている。まず原子量からmol(このページ)を学び、次にmolを使って化学反応式の量的関係を計算し、最後に溶液の濃度にmolを応用する、という流れで理解しやすい。

単元4「物質量と化学反応式」の単元マップ(全3ページ) 物質量(mol)、化学反応式と量的関係、溶液の濃度の3ページが順につながっている図。 物質量と化学反応式 - 単元マップ(全3ページ) ① 物質量(mol) 原子量・molの変換 (このページ) ② 化学反応式と量的関係 係数比とmol計算 kiso7.html → ③ 溶液の濃度 質量%・モル濃度 kiso8.html → molで粒子を数える → 反応式で量を計算する → 溶液の濃さに応用する ↓ 原子量・式量へ ↓ molの概念へ ↓ モル質量・体積へ

図0:単元4は3つのページ(物質量mol・化学反応式と量的関係・溶液の濃度)で構成される。緑と紫のボックスをクリックすると次のページへ進める。

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原子量・分子量・式量

原子1個の重さは、グラムで表すととんでもなく小さい数字になってしまい扱いにくい。そこで化学では、炭素原子を基準にした「相対的な重さ」である原子量を使う。分子や、NaClのようなイオンでできた物質についても、同じ考え方で「分子量」「式量」という重さの目安がある。

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mol(物質量)の概念

「1ダース=12個」「1束=100枚」のように、ものをまとめて数える単位がある。原子や分子は1個1個があまりに小さいので、化学では「6.02×10²³個」という途方もない数をひとまとめにして1 mol(モル)と呼ぶ。この基準になる数をアボガドロ定数という。

1 molの水(H₂O)は水分子6.02×10²³個分で、重さにするとちょうど18 g、というように、molを使うと「個数」「重さ」「(気体なら)体積」をスムーズに行き来できる。

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モル質量とモル体積

面白いことに、種類の違う気体でも、同じ温度・圧力条件なら1 molあたりの体積はどれも同じになる。水素1 molも、二酸化炭素1 molも、0℃・1気圧では同じ22.4 Lを占める。粒子の種類によらず「molという個数」で体積が決まるという、直感に反する面白い性質だ。

✅ この単元のまとめ

  • 原子量:¹²C=12を基準にした相対質量。分子量:分子中の原子量の総和。式量:組成式中の原子量の総和(イオン結晶など)
  • 1 mol = 6.02×10²³個(アボガドロ定数 N_A)。molはあらゆる粒子の個数を数える単位
  • 物質量 n = N / N_A = m / M = V / 22.4(気体・標準状態)
  • モル質量 M[g/mol] = 原子量・分子量・式量の数値にそのまま単位を付けたもの
  • 標準状態(0℃, 1 atm)の気体1 molは、種類によらず22.4 Lを占める

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