高校化学基礎 Unit 04 ・ 単元2「物質の構成粒子」3/3ページ

周期表と元素の性質

なぜ元素を表に並べると縦列で性質が似る?電気陰性度が一番大きいのはフッ素なのに、電子親和力が一番大きいのは塩素なのはなぜ?
周期表の読み方と周期律を、はじめての人から難関大志望者まで使えるレベルで整理しよう。

📊 周期と族⚡ イオン化エネルギー・電子親和力🔬 電気陰性度

📍 単元2「物質の構成粒子」3/3ページ:① 原子の構造 → ② 電子配置とイオン → ③ 周期表と元素の性質(このページ)

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周期表の構造

周期表は、118種類ある元素を「性質が似たものが縦に並ぶように」並べた、いわば元素の"座席表"。前のページで学んだ「価電子の数」が同じ元素どうしが同じ列(族)に並ぶように工夫されている。

だから周期表の同じ列を見れば、「この元素はきっとこんな反応をするはずだ」とある程度予想がつく。これが理科の授業で周期表を必ず覚える理由だ。

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周期律と元素の性質の傾向

周期表を横に見ていくと、原子の大きさや「電子の引きつけやすさ」が少しずつ規則的に変わっていく。これを「周期律」という。右に行くほど原子は電子を強く引きつけるようになり、逆に下に行くほど原子は大きくなり、電子を引きつける力は弱まる——というゆるやかな法則がある。

この規則を知っていると、「習っていない元素の性質」もある程度予想できるようになる。これが周期表の便利なところだ。

🎯 練習問題

まず自分で解いてから、「答えを見る」を押して確かめよう。

問1 ★ 周期表

周期表の縦の列を何というか。

答えを見る

答え族

縦の列が族、横の行が周期。

問2 ★ 元素のグループ

次のうち、ハロゲンはどれか。

  • アNa
  • イNe
  • ウCl
  • エMg
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答えウ

ハロゲンは17族の元素(F, Cl, Br など)。

問3 ★★ 原子半径

同じ周期の元素を左から右へ順に見ていくと、原子半径は大きくなるか、小さくなるか。貴ガスは除いて考える。

答えを見る

答え小さくなる

原子核の正電荷が増え、電子が強く引きつけられるため。

問4 ★★ イオン化エネルギー

同じ1族の元素で、周期表の上から Li、Na、K の順に並んでいる。イオン化エネルギーが最も小さいのはどれか。

  • アLi
  • イNa
  • ウK
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答えウ

同じ族では、下にある元素ほどイオン化エネルギーが小さい。

問5 ★★ 電子親和力

電子親和力が最も大きい元素は何か。元素名で答えよ。

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答え塩素

電気陰性度が最大なのはフッ素、電子親和力が最大なのは塩素。

問6 ★★★ 族と価電子

次の文は正しいか、誤りか。
「「族番号の一の位 = 価電子の数」という関係は、遷移元素(3〜12族)でも成り立つ。」

答えを見る

答え誤り

この関係が成り立つのは、貴ガスを除く典型元素(1, 2族と13〜17族)。遷移元素では単純に対応しない。

✅ この単元のまとめ

  • 周期(横行):電子殻の数が同じ;同一周期は電子数が左から右へ1ずつ増える
  • 族(縦列):最外殻電子数が同じ → 化学的性質が類似(典型元素の場合)
  • アルカリ金属(1族):価電子1個、反応性が高い;ハロゲン(17族):価電子7個、陰イオンになりやすい
  • 貴ガス(18族):最外殻満員で最も安定、ほぼ反応しない
  • イオン化エネルギーは右上ほど大きい;電子親和力はハロゲンが大きく最大は塩素;電気陰性度は右上ほど大きく最大はフッ素
  • 電気陰性度と電子親和力は似て非なる指標であり、フッ素と塩素で大小関係が入れ替わる点に注意

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