高校化学基礎 Unit 03 ・ 単元2「物質の構成粒子」2/3ページ

電子配置とイオン

電子は原子の中でどのように配置されている?NaがNa⁺になるのはなぜ?
電子殻とイオン生成の仕組みを、はじめての人から難関大志望者まで使えるレベルで理解しよう。

🔢 電子殻➕ 陽イオン➖ 陰イオン

📍 単元2「物質の構成粒子」2/3ページ:① 原子の構造 → ② 電子配置とイオン(このページ) → ③ 周期表と元素の性質

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電子殻と電子配置

マンションの部屋割りをイメージしてみよう。原子核の周りにある電子の「部屋」は内側から順に埋まっていき、1階(K殻)には2部屋、2階(L殻)には8部屋しかない。電子はこの部屋割りのルールに従って、内側の階から順番に入っていく。

一番外側の階にいる電子(価電子)が、その原子の"性格"——他の原子とどうくっつきやすいか——を決める、いちばん重要な電子になる。

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イオンの生成

食卓塩(塩化ナトリウム)は、ナトリウム原子が電子を1個手放し、塩素原子がその電子を1個受け取ることで、それぞれ電気を帯びた粒(イオン)になってできている。プラスの電気を帯びた粒とマイナスの電気を帯びた粒が、磁石のS極とN極のように引き合ってくっついているイメージだ。

電子を失うとプラスの電気を帯びた「陽イオン」に、電子を受け取るとマイナスの電気を帯びた「陰イオン」になる。

✅ この単元のまとめ

  • 電子殻 K→L→M の順に内側から電子が入る(K:2, L:8, M:最大8で次の殻へ)
  • 最外殻の電子数 = 価電子数(貴ガスは0と数える)。安定性は殻の数ではなく最外殻が満員かどうかで決まる
  • 陽イオン:電子を失う(Na → Na⁺);陰イオン:電子を得る(Cl → Cl⁻)。質量はほぼ変化しない
  • イオン化で貴ガスと同じ電子配置になり安定化する(典型元素の場合)
  • 多原子イオン:OH⁻, SO₄²⁻, NH₄⁺ など複数原子が結合したイオン

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