中学理科 / 化学分野 Unit 06

発熱反応・吸熱反応

燃焼はなぜ熱くなる?冷却パックはなぜ冷たい?
化学変化とエネルギーの関係を発熱・吸熱で整理しよう。

🔥 発熱反応❄️ 吸熱反応🧯 カイロのしくみ
1

化学変化とエネルギー

使い捨てカイロを開けると温かくなり、冷却パックをもむと冷たくなる。どちらも化学変化だが、片方は熱を出し(発熱反応)、もう片方は熱を吸収する(吸熱反応)という正反対の性質を持っている。

2

発熱反応の例

ものが燃えるとき(燃焼)、鉄がゆっくり錆びるとき、酸とアルカリが混ざるとき(中和)——これらはすべて発熱反応の仲間。使い捨てカイロは、鉄がゆっくり酸化する発熱反応を利用したものである。

3

吸熱反応の例

炭酸水素ナトリウム(重曹)とクエン酸を混ぜると、シュワシュワと泡(CO₂)が出ながら、まわりが冷たくなる。これは反応が周りから熱を奪っている証拠——吸熱反応の代表例である。

🎯 テストでの問われ方 定期テストでは、実験結果(温度変化のグラフ)から発熱反応か吸熱反応かを判断させる問題、化学カイロ・冷却パックのしくみを化学反応式と結びつけて説明させる問題が頻出。高校入試でも、身近な現象(燃焼・中和・重曹の反応)を発熱・吸熱に分類させる問題がよく出る。

🎯 練習問題

まず自分で解いてから、「答えを見る」を押して確かめよう。

問1 ★ 発熱反応

発熱反応が起こると、周りの温度はどうなるか。

  • ア上がる
  • イ下がる
  • ウ変わらない
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答えア

発熱反応は、熱をまわりに出す。

問2 ★ カイロのしくみ

使い捨てカイロは、ある金属の粉が空気中の酸素とゆっくり反応するときに出る熱を利用している。この金属は何か。

答えを見る

答え鉄

鉄の酸化(発熱反応)を利用している。

問3 ★★ 吸熱反応

次のうち、吸熱反応はどれか。

  • ア木炭の燃焼
  • イ塩酸と水酸化ナトリウムの中和
  • ウ鉄の酸化
  • エ炭酸水素ナトリウムとクエン酸の反応
答えを見る

答えエ

ほかの3つは、熱を出す発熱反応。

問4 ★★ 化学反応式と原子の数

水素の燃焼の化学反応式 2H₂ + O₂ → 2H₂O で、右辺(2H₂O)に含まれる水素原子は何個か。

答えを見る

答え4個

係数2 × H₂O の H 2個。

問5 ★★ 発熱と吸熱の見分け

次の文は正しいか、誤りか。
「反応を始めるために加熱が必要な反応は、必ず吸熱反応である。」

答えを見る

答え誤り

燃焼は着火が必要だが、発熱反応である。

問6 ★★★ 化学反応式と原子の数

鉄の酸化の化学反応式 4Fe + 3O₂ → 2Fe₂O₃ で、右辺(2Fe₂O₃)に含まれる酸素原子は何個か。

答えを見る

答え6個

係数2 × Fe₂O₃ の O 3個。

✅ この単元のまとめ

  • 発熱反応:熱を放出し、周囲の温度が上がる(燃焼・鉄の酸化・中和など)
  • 吸熱反応:熱を吸収し、周囲の温度が下がる(炭酸水素ナトリウム+酸など)
  • カイロ:鉄の酸化(発熱反応)を利用
  • 冷却パック:熱を吸収する変化(硝酸アンモニウムが水に溶けるときの吸熱など)を利用

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