中学理科 / 化学分野 Unit 03

状態変化

氷が水になり、水が水蒸気になる——これは同じ物質の変化。
粒子の目線で三態の違いを理解し、蒸留のしくみまで学ぼう。

🧊 固体・液体・気体💧 融解・凝固・蒸発🔥 昇華⚗️ 蒸留
1

物質の三態と粒子モデル

氷・水・水蒸気は、どれも同じ「水」という物質でできている。違うのは、水の粒子(分子)が「どのくらいくっついて、どのくらい動き回っているか」だけ。この違いが固体・液体・気体という3つの姿(三態)を生んでいる。

2

蒸留——沸点の違いを使った分離

お酒(エタノールと水の混合物)を加熱すると、沸点の低いエタノールのほうが先に蒸発する。この蒸気を集めて冷やせば、エタノールだけを取り出すことができる。この「沸点の違いを利用した分離方法」を蒸留という。

🎯 テストでの問われ方 定期テストでは、状態変化と体積・質量の関係(質量は変わらないが体積は大きく変わる)、蒸留装置の組み立て方(温度計の位置、加熱の仕方、沸騰石を入れる理由)が頻出。高校入試では、蒸留で先に得られる液体に何が多く含まれるかをグラフや実験結果から判断させる問題がよく出る。

🎯 練習問題

まず自分で解いてから、「答えを見る」を押して確かめよう。

問1 ★ 状態変化の名前

固体が液体になる変化を何というか。

答えを見る

答え融解

固体→液体は融解、液体→固体は凝固。

問2 ★ 状態変化の名前

ドライアイスのように、固体が液体にならずに直接気体になる変化を何というか。

答えを見る

答え昇華

固体が直接気体になる変化が昇華。

問3 ★ 状態変化と質量

水50 gをすべて凍らせて氷にした。この氷の質量は何gか。

答えを見る

答え50 g

状態が変わっても、粒子の数は変わらないので質量は同じ。

問4 ★★ 粒子モデル

物質が液体から気体に変わるとき、変化するものはどれか。

  • ア粒子の数
  • イ粒子の大きさ
  • ウ粒子どうしの間隔
  • エ粒子の種類
答えを見る

答えウ

粒子の数・大きさ・種類は変わらず、間隔と動きが変わる。

問5 ★★ 蒸留

エタノール(沸点78℃)と水(沸点100℃)の混合物を蒸留した。先に多く集まる液体は、エタノールと水のどちらか。

答えを見る

答えエタノール

蒸留では、沸点の低い成分が先に多く出てくる。

問6 ★★★ 蒸留の装置

蒸留の装置で、温度計の先(球部)はどの位置に合わせるか。

  • アフラスコの中の液体につかる位置
  • イ枝分かれした管の入口(気体が出ていく位置)
答えを見る

答えイ

出ていく気体(蒸気)の温度をはかるため。

✅ この単元のまとめ

  • 固体・液体・気体の変化(三態)は物理変化——物質の種類は変わらない
  • 融解(固→液)・凝固(液→固)・蒸発・沸騰(液→気)・凝縮(気→液)・昇華(固→気、気→固)
  • 粒子の数は変わらず、配置と運動エネルギーが変わる
  • 純物質は融点・沸点が一定;混合物は一定しない
  • 蒸留:沸点の違いを使って混合物を分離する操作

🔬

理科専門塾 Chem Atlas Academy

調べる力を、得点力に変える塾。
中学・高校・高専生のための、完全オンライン理科専門塾。
授業はせず、月4回のオンライン解説で伴走します。

理科専門塾 Chem Atlas Academyはこちら

💡 内容の誤りやご意見はお気軽にどうぞ。

✉️ お問い合わせはこちら