高校化学
Unit 21
芳香族化合物
ベンゼン環の安定性はなぜ特別?置換反応・フェノールの弱酸性・アニリンのアゾ化まで芳香族の世界に入ろう。
⬡ ベンゼン🧪 フェノール🎨 アニリン
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ベンゼンと芳香族炭化水素
ベンゼン(C₆H₆)は平面六角形の環状構造をもち、すべての C-C 結合が等価(共鳴構造)。付加反応より置換反応(芳香族求電子置換)が起こりやすい。
⚗️ ベンゼンの主な反応
| 反応名 | 試薬 | 生成物 |
|---|---|---|
| ニトロ化 | 混酸(濃HNO₃+濃H₂SO₄) | ニトロベンゼン C₆H₅NO₂ |
| スルホン化 | 発煙硫酸(H₂SO₄+SO₃) | ベンゼンスルホン酸 C₆H₅SO₃H |
| ハロゲン化 | Cl₂(FeCl₃触媒) | クロロベンゼン C₆H₅Cl |
| アルキル化(フリーデル-クラフツ) | RCl(AlCl₃触媒) | アルキルベンゼン |
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フェノールとアニリン
フェノール(C₆H₅OH)はヒドロキシ基がベンゼン環に直結した芳香族化合物で、アルコールより酸性が強い(弱酸性を示す)。アニリン(C₆H₅NH₂)はアミノ基がベンゼン環に直結した芳香族アミンで、弱塩基性。
🧪 フェノールとアニリンの重要性質
| 化合物 | 性質 | 重要反応・検出 |
|---|---|---|
| フェノール C₆H₅OH | 弱酸性(炭酸より弱い) | 塩化鉄(III)FeCl₃ 溶液で紫色;サリチル酸などの原料 |
| アニリン C₆H₅NH₂ | 弱塩基性;水にやや溶ける | さらし粉で赤紫色;ジアゾ化→アゾ染料合成 |
✅ この単元のまとめ
- ベンゼン:共鳴安定化した平面六角形;置換反応が優先
- ニトロ化:混酸(HNO₃+H₂SO₄)→ ニトロベンゼン
- フェノール:弱酸性、FeCl₃で紫色呈色;NaOH に溶ける(塩形成)
- アニリン:弱塩基性;さらし粉(Ca(ClO)Cl)で赤紫色
- ジアゾ化:アニリン + HNO₂(5°C以下)→ ジアゾニウム塩 → アゾ染料
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