高校化学
Unit 17
飽和炭化水素
メタン・エタン・プロパン…炭素鎖が長くなるにつれ何が変わる?アルカンの性質と石油の利用を学ぼう。
⛽ アルカン🔄 置換反応🛢️ 石油の分留
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アルカン(飽和炭化水素)
アルカンは C-C 単結合のみからなる炭化水素で、一般式 CₙH₂ₙ₊₂。化学的に安定で、塩素などのハロゲンと光照射下で置換反応(ラジカル反応)を起こす。メタン・エタン・プロパン・ブタンが基本。
📋 主なアルカンの一覧
| 名称(英語) | 分子式 | 沸点 | 常温の状態 |
|---|---|---|---|
| メタン(methane) | CH₄ | −161 °C | 気体 |
| エタン(ethane) | C₂H₆ | −89 °C | 気体 |
| プロパン(propane) | C₃H₈ | −42 °C | 気体 |
| ブタン(butane) | C₄H₁₀ | −1 °C | 気体 |
| ペンタン(pentane) | C₅H₁₂ | 36 °C | 液体 |
| ヘキサン(hexane) | C₆H₁₄ | 69 °C | 液体 |
⚗️ アルカンの置換反応(例:メタン + Cl₂)
- CH₄ + Cl₂ → CH₃Cl + HCl(光照射が必要)
- さらに置換が進む:CH₃Cl → CH₂Cl₂ → CHCl₃ → CCl₄
- この反応は連鎖反応(ラジカル連鎖機構)で進む
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シクロアルカンと石油の利用
シクロアルカンは炭素が環状につながったアルカンで、一般式 CₙH₂ₙ。シクロヘキサン(C₆H₁₂)が典型例。石油はアルカン・シクロアルカン・芳香族炭化水素の混合物で、分留によって各成分を分離する。
🛢️ 石油の分留と主な留分
| 留分 | 沸点範囲 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 石油ガス(C₁〜C₄) | 〜30 °C | LPG(液化石油ガス)・燃料 |
| ナフサ(C₅〜C₁₀) | 30〜180 °C | ガソリン・石油化学原料 |
| 灯油(C₁₀〜C₁₅) | 180〜250 °C | 暖房・ジェット燃料 |
| 軽油(C₁₅〜C₂₀) | 250〜350 °C | ディーゼル燃料 |
| 重油・残渣 | 350 °C〜 | 船舶燃料・アスファルト |
✅ この単元のまとめ
- アルカン:C-C 単結合のみ、CₙH₂ₙ₊₂;化学的に安定
- 置換反応:Cl₂ + 光 → H を Cl に置き換える(ラジカル連鎖機構)
- シクロアルカン:環状構造、CₙH₂ₙ;シクロヘキサン C₆H₁₂ が代表
- 石油の分留:沸点の差で成分を分離(ガス・ナフサ・灯油・軽油・重油)
- ナフサ(粗製ガソリン)は石油化学工業の出発原料
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