高校化学 Unit 15

無機イオンの系統分析

AgCl は白、Fe(OH)₃ は赤褐…沈殿の色で何が入っているか分かる!系統分析の流れで無機イオン検出を完全理解。

🔍 沈殿反応🎨 イオンの色📊 系統分析
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沈殿反応とイオン検出

刑事ドラマの科学捜査のように、化学の世界にも「未知の水溶液に何が溶けているかを突き止める」実験手法がある。その基本になるのが沈殿反応だ。特定の試薬を加えたときに、色のついた沈殿(白い粉、赤褐色のかたまりなど)ができるかどうかで、溶液に含まれるイオンの正体を絞り込むことができる。

例えば、塩酸を加えて白い沈殿ができれば銀イオン(Ag⁺)や鉛イオン(Pb²⁺)が疑われる、というように、試薬と沈殿の色の組み合わせをパターンとして覚えておくと、化学探偵のように水溶液の中身を推理できるようになる。

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金属イオンの系統分析

いろいろな金属イオンが混ざった水溶液から、1つ1つのイオンを見分けるには、まとめて一気に判定するのではなく、試薬を順番に加えて少しずつグループを絞り込んでいく方法が効率的だ。これを系統分析という。

健康診断で「まず血液検査で異常があるかを大まかにチェックし、異常があれば詳しい検査に進む」というように、段階を踏んで絞り込んでいくやり方に似ている。

✅ この単元のまとめ

  • AgCl 白・BaSO₄ 白・Fe(OH)₃ 赤褐・Cu(OH)₂ 青白は頻出沈殿
  • Ag⁺ の確認:Cl⁻(AgCl 白沈)→ NH₃ 水で溶解(錯イオン形成)
  • Fe³⁺ の確認:KSCN で血赤色(チオシアン酸鉄(III))
  • Fe²⁺ の確認:K₃[Fe(CN)₆] でターンブルブルー
  • Cu²⁺ の確認:NH₃ 過剰で深青色錯イオン [Cu(NH₃)₄]²⁺
  • Al³⁺・Zn²⁺:少量NaOHで沈殿→過剰NaOHで錯イオンとなり溶解
  • 炎色反応:Na⁺ 黄・K⁺ 赤紫・Ca²⁺ 橙赤・Ba²⁺ 黄緑・Cu²⁺ 青緑

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