高校化学
Unit 13
典型金属元素
Na の炎が黄色で Ca が橙赤なのはなぜ?典型金属の炎色反応・水との反応・両性金属 Al の特性を整理しよう。
🔥 炎色反応⚗️ アルカリ金属🔩 Al の両性
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アルカリ金属・アルカリ土類金属
アルカリ金属(1族:Li, Na, K…)は最も反応性が高い金属群で、水や酸素と激しく反応する。アルカリ土類金属(2族:Ca, Mg, Ba…)も反応性が高いが、アルカリ金属ほどではない。炎色反応の色でイオンを識別できる。
🔥 炎色反応と主な性質
| 元素 | 炎色反応 | 水との反応 | 特徴・用途 |
|---|---|---|---|
| Na(ナトリウム) | 黄色 | 2Na + 2H₂O → 2NaOH + H₂↑ | 食塩(NaCl)・NaOH(苛性ソーダ)・Na₂CO₃(炭酸ナトリウム) |
| K(カリウム) | 赤紫色 | 激しく反応(Na より速い) | 肥料・KOH(水酸化カリウム) |
| Ca(カルシウム) | 橙赤色 | Ca + 2H₂O → Ca(OH)₂ + H₂↑ | 石灰石 CaCO₃・消石灰 Ca(OH)₂・セメント・硫酸カルシウム(石膏) |
| Mg(マグネシウム) | 白色(光が強い) | 熱水と反応(常温の水とはほぼ反応せず) | 合金材料・花火・写真のフラッシュ |
| Li(リチウム) | 赤色 | 穏やかに反応 | リチウムイオン電池・医薬品 |
| Ba(バリウム) | 黄緑色 | Ca より速く反応 | BaSO₄:胃のX線造影剤(水に不溶) |
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アルミニウム・スズ・鉛と両性金属
アルミニウム(Al)は両性金属で、酸にも強塩基にも溶ける。Al₂O₃(アルミナ)は融解塩電解でアルミニウムに精製される。スズ(Sn)と鉛(Pb)はイオン化傾向が低めの典型金属で、はんだ(Sn-Pb 合金)などに使われる。
⚗️ アルミニウムの重要反応
| 反応相手 | 反応式 |
|---|---|
| 希塩酸・希硫酸(酸) | 2Al + 6HCl → 2AlCl₃ + 3H₂↑ |
| 水酸化ナトリウム(強塩基) | 2Al + 2NaOH + 2H₂O → 2NaAlO₂ + 3H₂↑ |
| 濃硝酸・濃硫酸 | 不動態(反応しない) |
| 酸化鉄との反応(テルミット反応) | 2Al + Fe₂O₃ → Al₂O₃ + 2Fe(高温・高エネルギー) |
✅ この単元のまとめ
- アルカリ金属(1族):水と反応して H₂ と MOH を生成;炎色反応で識別
- アルカリ土類金属(2族):炎色反応あり;Ca → Ca(OH)₂(石灰水)
- 炎色反応:Li赤 / Na黄 / K赤紫 / Ca橙赤 / Sr深紅 / Ba黄緑 / Cu青緑
- Al は両性金属:希酸(HCl)にも強塩基(NaOH)にも溶ける
- Al の不動態:濃硝酸・濃硫酸で保護膜形成
- Al の工業的製錬:ボーキサイト → Al₂O₃(アルミナ)→ 溶融塩電解
- テルミット反応:2Al + Fe₂O₃ → Al₂O₃ + 2Fe(溶接に利用)
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