高校化学 Unit 13

典型金属元素

Na の炎が黄色で Ca が橙赤なのはなぜ?典型金属の炎色反応・水との反応・両性金属 Al の特性を整理しよう。

🔥 炎色反応⚗️ アルカリ金属🔩 Al の両性
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アルカリ金属・アルカリ土類金属

花火が赤・黄・緑など様々な色に光るのは、火薬に混ぜられた金属の種類によって炎の色が決まっているから。これを炎色反応という。ナトリウム(Na)は黄色、カリウム(K)は赤紫色、カルシウム(Ca)は橙赤色、銅(Cu)は青緑色というように、金属ごとに決まった色が現れる。

周期表の一番左の列(1族)にあるナトリウムやカリウムなどの金属は、水に入れるとすぐに激しく反応してしまうほど反応性が高い。これらの金属は、灯油の中に保存しないと空気中の水分とすぐ反応してしまう。

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アルミニウム・スズ・鉛と両性金属

アルミサッシやアルミ缶に使われるアルミニウム(Al)は、酸にも塩基にも溶けるという珍しい性質を持つ金属(両性金属)。1円玉もアルミニウムでできているが、酸性の食酢にも塩基性の重曹水にも(ゆっくりとだが)反応してしまう。

また、スズ(Sn)と鉛(Pb)を混ぜ合わせた合金は「はんだ」として電子回路の接合に長く使われてきた(現在は鉛の毒性の観点から鉛フリーはんだへの切り替えが進んでいる)。

🎯 練習問題

まず自分で解いてから、「答えを見る」を押して確かめよう。

問1 ★ 炎色反応

ナトリウムの炎色反応の色はどれか。

  • ア赤色
  • イ黄色
  • ウ赤紫色
  • エ青緑色
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答えイ

Li は赤、Na は黄、K は赤紫、Cu は青緑。

問2 ★ 炎色反応

炎色反応が赤紫色になるアルカリ金属は何か。元素名で答えよ。

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答えカリウム

Li は赤、Na は黄、K は赤紫。

問3 ★★ 両性金属

アルミニウムのように、酸とも強塩基とも反応してとける金属を何というか。

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答え両性金属

アルミニウムのほか、亜鉛・スズ・鉛も両性金属。

問4 ★★ 金属と水の反応

2Na + 2H₂O → 2NaOH + H₂ の反応で、ナトリウム 0.40 mol が反応すると、水素は何mol発生するか。有効数字2桁で答えよ。

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答え0.20 mol

係数の比より Na:H₂ = 2:1。

問5 ★★ 金属と酸の反応

2Al + 6HCl → 2AlCl₃ + 3H₂ の反応で、アルミニウム 0.20 mol が反応すると、水素は何mol発生するか。有効数字2桁で答えよ。

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答え0.30 mol

係数の比より Al:H₂ = 2:3。

問6 ★★★ 発生する気体の体積

アルミニウム 5.4 g を十分な量の塩酸と反応させた(2Al + 6HCl → 2AlCl₃ + 3H₂)。発生する水素は、標準状態で何Lか。アルミニウムの原子量は27とする。標準状態の気体のモル体積は 22.4 L/mol とする。有効数字3桁で答えよ。

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答え6.72 L

アルミニウムは 0.20 mol、水素は 0.30 mol。0.30 × 22.4。

✅ この単元のまとめ

  • アルカリ金属(1族):水と反応して H₂ と MOH を生成;炎色反応で識別
  • アルカリ土類金属(2族):Ca・Sr・Ba は炎色反応あり(Be・Mg は示さない);Ca → Ca(OH)₂(石灰水)
  • 炎色反応:Li赤 / Na黄 / K赤紫 / Ca橙赤 / Sr深紅 / Ba黄緑 / Cu青緑
  • Al は両性金属:希酸(HCl)にも強塩基(NaOH)にも溶ける
  • Al の不動態:濃硝酸・濃硫酸で保護膜形成
  • Al の工業的製錬:ボーキサイト → Al₂O₃(アルミナ)→ 溶融塩電解
  • テルミット反応:2Al + Fe₂O₃ → Al₂O₃ + 2Fe(溶接に利用)

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