⚖️ 質量保存の法則とは?
質量保存の法則(しつりょうほぞんのほうそく)とは、化学反応の前と後で、全体の重さ(質量)は変わらないという決まりです。
どんな反応でも、「なくなったり」「増えたり」することはなく、全部の重さは必ず同じになります。
🧪 例:水の合成
水素と酸素を反応させて水を作るとき:
2H₂(4g) + O₂(32g) → 2H₂O(36g)
反応前の合計:4g + 32g = 36g 反応後の合計:36g
✅ 反応の前と後で質量が同じですね!
📊 他の例
反応 | 前の質量 | 後の質量 |
---|---|---|
マグネシウムの燃焼 | Mg 12g + O₂ 8g | MgO 20g |
鉄と硫黄の化合 | Fe 56g + S 32g | FeS 88g |
炭素の燃焼 | C 12g + O₂ 32g | CO₂ 44g |
📌 ポイントまとめ
- 化学反応でも重さ(質量)は消えない・増えない
- 反応前と後の物質の合計の質量は同じ
- 質量保存は化学反応式の係数を決めるときの大切なルール
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