⚗️ 化学反応式ってなに?
化学反応式(かがくはんのうしき)は、化学変化を式で表したものです。 反応前の物質(左)と、反応後の物質(右)を「→」でつないで表します。
たとえば、水素と酸素が反応して水ができるとき:
水素 + 酸素 → 水
これを記号で書くと:
H₂ + O₂ → H₂O
でもこのままでは、原子の数が合っていません!そこで必要なのが「係数」です。
🔢 未定係数法とは?
未定係数法(みていけいすうほう)は、係数を決めるための計算方法です。 ポイントはただ1つ:
「左右の原子の数をそろえる!」
🌟 世界一わかりやすい例:H₂ + O₂ → H₂O
左にある原子の数と、右にある原子の数を比べてみましょう:
- 左:H(2つ)、O(2つ)
- 右:H(2つ)、O(1つ)
酸素が足りません!だから水を2つ作ります:
H₂ + O₂ → 2H₂O
今度は右にHが4つあるので、左のH₂も2つにします:
2H₂ + O₂ → 2H₂O
これで左右のHもOも数がそろいました!
📘 よく出る化学反応式
反応 | 化学反応式 |
---|---|
水の合成 | 2H₂ + O₂ → 2H₂O |
酸化鉄の生成 | 4Fe + 3O₂ → 2Fe₂O₃ |
炭酸水素ナトリウムの熱分解 | 2NaHCO₃ → Na₂CO₃ + CO₂ + H₂O |
マグネシウムの燃焼 | 2Mg + O₂ → 2MgO |
📌 ポイントまとめ
- 化学反応式は、物質の変化を「式」で表したもの
- 左右の原子の数をそろえるのが大事!
- 数が合わないときは係数をつけて調整しよう
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