中学理科 / 地学分野 Unit 34

大気と湿度

なぜ山に登ると雲の中に入る?湿度 60% って何が 60% なの?
大気の構造と湿度・露点・雲のでき方を整理しよう。

🌤️ 大気の層💧 湿度☁️ 雲のでき方
1

大気の構造と気圧

地球を取り巻く空気の層(大気)は、実は一様ではなく、高さによって性質の異なる何層かに分かれている。私たちが経験する天気の変化は、そのうちの一番下の薄い層だけで起きている。

2

湿度と露点

冷たい飲み物を入れたコップの表面に水滴がつくのは、コップの周りの空気が冷やされて、含みきれなくなった水蒸気が水に戻るから。この「含みきれなくなる温度」を露点といい、雲ができる仕組みも同じ原理である。

🎯 テストでの問われ方 定期テストでは、気温と飽和水蒸気量の表・グラフから湿度を計算させる問題、乾湿計の示度から湿度表を使って湿度を求めさせる問題が頻出。高校入試でも、露点の測定実験(金属製コップに水と氷を入れて水滴がつき始める温度を調べる)から、そのときの空気の水蒸気量や湿度を逆算させる定番の計算問題が出題される。

🎯 練習問題

まず自分で解いてから、「答えを見る」を押して確かめよう。

問1 ★ 大気の層

大気の層のうち、雲や雨などの天気の変化が起こる、いちばん下の層を何というか。

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答え対流圏

対流圏は、地表から約12 kmまで。

問2 ★ 湿度を求める

気温25℃の空気1 m³に、11.55 gの水蒸気が含まれている。湿度は何%か。25℃の飽和水蒸気量は23.1 g/m³とする。

答えを見る

答え50%

湿度 = 水蒸気量 ÷ 飽和水蒸気量 × 100。

問3 ★★ 湿度を求める

気温0℃の空気1 m³に、3.6 gの水蒸気が含まれている。湿度は何%か。0℃の飽和水蒸気量は4.8 g/m³とする。

答えを見る

答え75%

湿度 = 水蒸気量 ÷ 飽和水蒸気量 × 100。

問4 ★★ 水蒸気量を求める

気温25℃、湿度60%の空気1 m³に含まれる水蒸気は何gか。25℃の飽和水蒸気量は23.1 g/m³とし、小数第2位まで答えよ。

答えを見る

答え13.86 g

水蒸気量 = 飽和水蒸気量 × 湿度 ÷ 100。

問5 ★★ 露点

空気が冷やされて、水蒸気が水滴になり始めるときの温度を何というか。

答えを見る

答え露点

露点より温度が下がると、水滴ができる。

問6 ★★★ 冷やしたときに出る水滴

気温25℃、湿度100%の空気1 m³を0℃まで冷やした。水滴になって出てくる水蒸気は何gか。飽和水蒸気量は、25℃で23.1 g/m³、0℃で4.8 g/m³とする。

答えを見る

答え18.3 g

ふくみきれなくなった分が水滴になる。23.1 − 4.8。

✅ この単元のまとめ

  • 大気の層:対流圏(天気)→成層圏(オゾン層)→中間圏→熱圏
  • 気圧は上空ほど低い(大気の重さが上に積み重なるため)
  • 湿度(%)= 現在の水蒸気量 ÷ 飽和水蒸気量 × 100
  • 露点:空気が冷えて水蒸気が凝結し始める温度
  • 雲:上昇気流→断熱膨張→露点以下に冷却→水滴・氷晶が集まる

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