中学理科 / 生物分野
Unit 20
生物の観察と分類
なぜ植物にも動物にも多様な種類があるの?
顕微鏡の使い方と生物の分類の基本を整理しよう。
🔬 顕微鏡🌿 植物の分類🐾 動物の分類
1
顕微鏡の使い方
生物の観察では光学顕微鏡を使う。倍率=接眼レンズの倍率×対物レンズの倍率。低倍率から始め、ピントを合わせてから高倍率にする。
🔬 顕微鏡の操作手順
- 接眼レンズを先に取り付け、次に対物レンズを取り付ける(ほこりが落ちないように)
- 最も低倍率の対物レンズにする
- 反射鏡を調節して視野を明るくする
- プレパラートをステージに乗せ、横から見ながら対物レンズを標本に近づける
- 接眼レンズをのぞきながらゆっくり遠ざけてピントを合わせる
📐 倍率の計算
接眼レンズ ×10、対物レンズ ×40 → 総倍率 = 10 × 40 = 400倍
倍率を高くすると:視野が暗く・狭くなる。見える範囲は小さくなる。
2
植物の分類
植物は種子をつくる種子植物と、胞子で増えるシダ植物・コケ植物・藻類に大きく分かれる。
図1:植物の分類ツリー。種子植物は被子植物と裸子植物に分かれる。
🌿 双子葉類と単子葉類の比較
| 特徴 | 双子葉類 | 単子葉類 |
|---|---|---|
| 子葉の枚数 | 2枚 | 1枚 |
| 葉脈 | 網状脈(網目状) | 平行脈(平行に並ぶ) |
| 根 | 主根と側根 | ひげ根 |
| 茎の維管束 | 輪状に並ぶ | 散在する |
| 例 | アブラナ・サクラ・ヘチマ | イネ・トウモロコシ・チューリップ |
3
動物の分類
動物は背骨をもつ脊椎動物と、もたない無脊椎動物に大別される。脊椎動物はさらに5グループに分類される。
🐾 脊椎動物5グループの比較
| グループ | 体温 | 呼吸 | 繁殖 | 例 |
|---|---|---|---|---|
| 魚類 | 変温 | えら | 卵生(水中産卵) | コイ・サメ |
| 両生類 | 変温 | えら→肺+皮膚 | 卵生(水中産卵) | カエル・イモリ |
| は虫類 | 変温 | 肺 | 卵生(陸上産卵) | ヘビ・カメ |
| 鳥類 | 恒温 | 肺 | 卵生(陸上産卵) | スズメ・ペンギン |
| 哺乳類 | 恒温 | 肺 | 胎生 | ヒト・クジラ |
✅ この単元のまとめ
- 顕微鏡の倍率 = 接眼レンズ倍率 × 対物レンズ倍率
- 植物:種子植物(被子・裸子)と胞子植物(シダ・コケ・藻類)
- 被子植物:双子葉類(網状脈・主根)と単子葉類(平行脈・ひげ根)
- 脊椎動物:魚類・両生類・は虫類・鳥類・哺乳類の5グループ
- 恒温動物(鳥類・哺乳類)は体温を一定に保つ
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