⚡ 電気分解ってなに?
電気分解(でんきぶんかい)とは、電気のエネルギーを使って、物質を分ける化学変化のことです。 水や塩などをふくむ水溶液に電流を流すことで、物質が陽イオン・陰イオンに分かれてそれぞれの電極に集まります。
🧪 水の電気分解(中学でよく出る)
水に少しの水酸化ナトリウム(NaOH)を入れて、電流を流すと:
- 陰極(−):水素(H₂)が発生
- 陽極(+):酸素(O₂)が発生
反応の化学式:
2H₂O → 2H₂ + O₂
発生する気体の体積は → 水素:酸素 = 2:1
📊 よく出る電気分解の例
物質 | 電気分解で出るもの | ポイント |
---|---|---|
水 | 水素+酸素 | 気体の体積比 2:1 |
塩化銅水溶液(CuCl₂) | 銅+塩素 | 銅が陰極につく |
硫酸銅水溶液(CuSO₄) | 銅+酸素 | 陽極がとけることも |
📌 ポイントまとめ
- 電気分解は電気の力で物質を分ける反応
- 水を分解すると水素と酸素が出る
- イオンが電極に集まって物質になる
- 電気を通すには水に電解質が必要
🧭 あわせて読みたい
イオンの動きが関係しているよ! → 電離とイオン も見てみよう!