⚖️ 質量の割合ってなに?
化学変化では、反応する物質の質量には決まった割合があります。 これは「質量保存の法則」と関係しています。
ある物質どうしがいつも同じ割合で反応し、できる物質の重さも決まった比になります。
🧪 例:鉄と硫黄の化合
鉄(Fe)と硫黄(S)を反応させると、「硫化鉄(FeS)」ができます。 このとき、反応する鉄と硫黄の質量の割合は…
鉄:硫黄 = 56g:32g = 7:4
この割合はいつでも変わりません。
たとえば:
- 鉄 14g に対して必要な硫黄は? → 8g
- 硫黄 16g に反応する鉄は? → 28g
📊 よく出る質量の割合
反応 | 割合(簡単な整数比) | できる物質 |
---|---|---|
鉄 + 硫黄 | 7:4 | 硫化鉄(FeS) |
マグネシウム + 酸素 | 3:2 | 酸化マグネシウム(MgO) |
水素 + 酸素 | 1:8 | 水(H₂O) |
炭素 + 酸素 | 3:8 | 二酸化炭素(CO₂) |
📌 ポイントまとめ
- 化学変化では反応する物質の質量に一定の割合がある
- 比を使って必要な質量を計算できる
- この割合はいつも決まっている(反応ごとに)
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