中学理科 / 物理分野 Unit 10

なぜ鏡に像が映る?なぜ水中の物体がずれて見える?
光の直進・反射・屈折・凸レンズを図解で学ぼう。

✨ 反射の法則🌊 屈折・全反射🔍 凸レンズと像
1

光の直進と反射

光は均一な物質の中を直進する。鏡などに当たると反射し、入射角と反射角は等しい(反射の法則)。

反射の法則:入射角 = 反射角 鏡(反射面) 法線 入射光 反射光 入射角 反射角 入射角 = 反射角(反射の法則)

図1:反射の法則。法線(反射面に垂直な線)を基準に入射角と反射角が等しくなる。

2

光の屈折

光が異なる物質の境界面を通るとき、進む方向が変わる——これを屈折という。空気→ガラスでは光は法線に近づく方向に折れ曲がる。

光の屈折(空気 → ガラス) 空気(速い) ガラス(遅い) 境界面 入射光 屈折光 入射角 屈折角 空気→ガラス:屈折角<入射角(法線に近づく)

図2:光が空気からガラスに入ると、法線に近づく方向に曲がる(逆は離れる方向)。

🔑 POINT

光が水・ガラスから空気に出るとき、入射角が一定以上になると全反射が起き、光が境界面を越えられなくなる。光ファイバーはこの全反射を利用している。

3

凸レンズと像

凸レンズは光を集める。焦点より遠い物体からの光は焦点の反対側に実像を作り、焦点より近いと虚像になる。

凸レンズの光路(物体が焦点より遠い場合 → 実像) 凸レンズ F(焦点) F(焦点) 物体 実像(倒立)

図3:物体が焦点より遠い場合、レンズの反対側に倒立の実像ができる。

📋 物体の位置と像のまとめ

物体の位置像の種類像の向き像の大きさ
焦点距離の 2倍より遠い実像倒立物体より小さい
焦点距離の 2倍の位置実像倒立物体と同じ
焦点距離〜2倍の間実像倒立物体より大きい
焦点上像なし—(光は平行に出る)
焦点より近い虚像正立物体より大きい

✅ この単元のまとめ

  • 光の直進:均一な媒質の中では直進する(影ができる理由)
  • 反射の法則:入射角 = 反射角(法線を基準に)
  • 屈折:異なる媒質に入ると方向が変わる(遅い媒質→法線に近づく)
  • 全反射:水・ガラスから空気に出るとき、入射角が大きすぎると反射のみになる
  • 凸レンズ:焦点より遠い物体→実像(倒立)、焦点より近い物体→虚像(正立・拡大)

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