中学理科 / 化学分野 Unit 01

物質の性質と分類

ものの「正体」を見分けるには何を調べればいい?
密度・融点・沸点など、物質固有の性質を使った見分け方と、
物質の分類のしかたを学ぼう。

⚖️ 密度の求め方 🌡️ 融点・沸点 🔥 有機物と無機物 🔩 金属と非金属
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密度——物質の「重さの詰まり具合」

同じ大きさの箱に、木と鉄を詰めたとき、どちらが重い?答えは鉄。同じ体積でも、物質によって「中身のぎっしり具合」が違うからだ。この「ぎっしり具合」を数字で表したものが密度である。

密度が水より小さいものは水に浮き、水より大きいものは水に沈む。木の板が水に浮くのも、鉄のクギが水に沈むのも、この密度の違いで説明できる。

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融点・沸点——物質が変わる温度

氷を温めると水になり、水をさらに温めると水蒸気になる。固体が液体になる温度を融点、液体が沸騰して気体になる温度を沸点という。

水のような純粋な物質は、融点・沸点がきっちり決まった値になる。一方、いろいろな物質が混ざった水溶液などは、融点・沸点がぼんやりとした幅を持つ。この違いを利用すると、混ざりものの中身を見分けることができる。

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有機物と無機物

砂糖やデンプン、プラスチックなど、もともと生き物や生き物由来のものに多い物質を有機物、それ以外の食塩や鉄、水などを無機物という。一番かんたんな見分け方は「燃やしてみること」——有機物を燃やすと必ず二酸化炭素と水が出てくる。

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金属と非金属

鉄のスプーンはピカピカ光り、電気を通し、熱いお湯を入れると柄まで熱くなる。こうした「光る・電気を通す・熱を伝える・たたくと伸びる」という性質をもつ物質を金属、持たない物質を非金属という。

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物質の分類まとめ

物質の分類(中学レベルの整理) 物質(matter) 純物質(pure substance) 混合物(mixture) 単体 Fe, O₂, N₂ … 化合物 H₂O, NaCl, CO₂… 食塩水・空気・岩石など 有機物(炭素含む化合物)/ 無機物(それ以外)に分類 【補足】 金属:光沢・電気・熱・展性・延性 非金属:これらの性質を持たない (例外:黒鉛は電気を通す)

図5:物質の分類まとめ(純物質と混合物、単体と化合物、有機物と無機物)

🎯 テストでの問われ方 定期テストでは、密度の計算問題(質量と体積から密度を求め、物質を特定させる)、加熱曲線のグラフから純物質か混合物かを判断させる問題、燃焼実験の結果(石灰水の変化・塩化コバルト紙の変色)から有機物かどうかを判定させる問題が頻出。高校入試では、これらを組み合わせた総合的な実験考察問題として出題されることが多い。

✅ この単元のまとめ

  • 密度 = 質量 ÷ 体積(単位:g/cm³)で求め、水(1.0 g/cm³)と比べて浮く・沈むを判断できる
  • 純物質は融点・沸点が一定で、加熱曲線に水平部分(プラトー)が現れる
  • 混合物は融点・沸点が一定にならず、温度が連続的に変化する
  • 有機物 = 炭素を含む化合物(燃やすと CO₂・H₂O が生じる)
  • 無機物 = 有機物以外(CO₂・CO・炭酸塩など炭素含有でも無機物の例外あり)
  • 金属の4性質:金属光沢・電気伝導・熱伝導・展性と延性
  • 黒鉛は非金属だが電気を通す、という重要な例外を覚えておく

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