はじめに
Chem Atlas は、いくつかの「もやもや」から生まれました。 住んでいる場所によって学びのきっかけに差があること。 受験の現場で、「解き方」だけを覚えて進んでいく姿を見てきたこと。
ここでは、その背景にある3つの視点と、そこから生まれた 2つの答え ── Web サイト「Chem Atlas」と、塾「Chem Atlas Academy」── について書いています。 どちらも、出発点にある想いは同じです。
つくるまでに見てきたこと
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神戸から高知へ ── 「興味のきっかけ」には地域差がある
兵庫の工業高校を出たあと、僕は高知工科大学に進みました。 大学では塾講師のアルバイトをしていて、そこで気づいたことがあります。 住んでいる場所や環境によって、「化学ってなんだか面白そう」と 思えるきっかけの数が、ずいぶん違うということです。 知りたいと思ったときに手を伸ばせる場所がある人と、そうでない人がいる。 その差を、ずっと引きずってほしくないと思いました。
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「解き方」だけを覚えて進学していく姿
「難関大対応」「ハイレベル講座」と謳い、ついてこられない生徒を ふるい落としていく授業を、何度も見ました。 そこで評価されるのは、たいてい「解き方をどれだけ覚えたか」です。 中身をよく知らないまま、パターンだけを覚えて先に進んでいく。 それで点は取れても、「化学そのものが面白い」と感じる時間は どんどん削られていきます。 本当はもっと、寄り道したり、つながりを見つけたりする学び方が あるはずだと思いました。
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これからは「自分で調べ、考える力」がいる
いまは生成AIも、Webサイトも、本も、情報があふれています。 だからこそ大事なのは、覚えている知識の量よりも、 「わからないことを自分で調べて、考えて、解決する力」だと思います。 そのためには、まず全体像が見えていることが欠かせません。 地図があれば、いま自分がどこにいて、どこへ向かえばいいかがわかる。 Chem Atlas を「地図帳」というかたちにしたのは、そのためです。
1つ目の答え ── Chem Atlas は「地図帳」
化学を学ぶ理由も、目指すところも、人それぞれ違います。 入試のためかもしれないし、単位のためかもしれない。 ただ面白いから、という人もいるはずです。
どんな START 地点 に立つ人でも、 自分の GOAL までのルートを自分で選べる。 それを、地域による学びの差にも、選別型の教育にも、これからの時代に必要な力にも 通じる答えとして、Web サイト「Chem Atlas」にしました。
2つ目の答え ── Chem Atlas Academy という「歩き方」
ただ、地図があっても、歩き方が分からなければ目的地にはたどり着けません。 「自分で調べて、考えて、解決する」を一人で続けるのは、思ったより難しいものです。
だから、授業で答えを配るのではなく、調べて考えるプロセスに伴走する塾として Chem Atlas Academy をつくりました。 サイトも塾も、出発点にある想いは同じです。