原子の地図帳 / 第5周期・アルカリ土類金属
ストロンチウム(Strontium, Sr)
ストロンチウムは原子番号38のアルカリ土類金属で、炎色反応で鮮やかな深紅色を示します。放射性同位体⁹⁰Srは核分裂生成物として環境問題にも関係します。
38
常温: 固体
Sr
Strontium
原子量: 87.62
基本データ
- 原子番号
- 38
- 元素記号
- Sr
- 元素名(日本語)
- ストロンチウム
- 元素名(英語)
- Strontium
- 分類
- アルカリ土類金属
- 周期 / 族
- 第5周期 / 2族
- 標準状態
- 固体
- 標準原子量
- 87.62
- 電子配置
- [Kr] 5s2
- 電気陰性度(Pauling)
- 0.95
- 主な酸化数
- +2
注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。
電子配置(ボーアモデル)
電子配置式
[Kr] 5s2
| 電子殻 | 電子数 |
|---|---|
| K(2e⁻まで) | 2個 |
| L(6e⁻まで) | 8個 |
| M(10e⁻まで) | 18個 |
| N(14e⁻まで) | 8個 |
| O(18e⁻まで) | 2個 |
概要
ストロンチウムはカルシウムに似た性質を持つアルカリ土類金属で、反応性が高いため天然には化合物の形でのみ存在します。炎色反応で鮮やかな深紅色の光を放つことが大きな特徴です。
発見の歴史
1790年、スコットランドの医師アデア・クロフォードが鉱物ストロンチアナイトから新しい土類であることを見出し、1808年にイギリスのハンフリー・デービーが金属として単離しました。発見地であるスコットランドの村ストロンチアンにちなんで命名されました。
主な用途・特徴
- 花火・信号炎の深紅色
- フェライト磁石(SrFe₁₂O₁₉)
- CRT蛍光体(旧TV)
- ⁹⁰Sr線源(放射線計測)
花火や信号炎で見られる美しい赤色はストロンチウム化合物によるもので、フェライト磁石の材料としても利用されています。
安全性・取扱い
金属は水と反応しやすい性質がありますが、化合物としての毒性は低く花火の着色剤として安全に利用されています。
学習のポイント
炎色反応で深紅色を示す代表元素として、「ストロンチウムは深紅」という組み合わせは花火の色の仕組みを学ぶ際の定番です。
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