原子の地図帳 / 第7周期・遷移金属

シーボーギウム(Seaborgium, Sg)

シーボーギウムは原子番号106の人工合成超重元素で、グレン・シーボーグにちなんで命名されました。生存中の科学者の名が元素名になった初めての例です。

106 常温: 固体
Sg
Seaborgium
原子量: 269(²⁶⁹Sg)

基本データ

原子番号
106
元素記号
Sg
元素名(日本語)
シーボーギウム
元素名(英語)
Seaborgium
分類
遷移金属
周期 / 族
第7周期 / 6族
標準状態
固体
標準原子量
269(²⁶⁹Sg)
電子配置
[Rn] 5f14 6d4 7s2
電気陰性度(Pauling)
―
主な酸化数
+6

注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。

電子配置(ボーアモデル)

K L M 18e⁻ N 32e⁻ O 32e⁻ P Q Sg

電子配置式

[Rn] 5f14 6d4 7s2

電子殻電子数
K(2e⁻まで)2個
L(6e⁻まで)8個
M(10e⁻まで)18個
N(14e⁻まで)32個
O(18e⁻まで)32個
P(22e⁻まで)12個
Q(26e⁻まで)2個

概要

シーボーギウムは超重元素で、生成できる原子数が極めて少なく、半減期も短いため化学的性質の研究は限られた範囲でしか行われていません。

発見の歴史

1974年、アメリカとソビエト連邦の研究チームがそれぞれ合成を報告し、優先権について論争がありました。生前の人物として初めて元素名に採用された化学者グレン・シーボーグにちなんで命名されました。

主な用途・特徴

  • 超重元素核化学研究

実用用途はなく、周期表の第7周期における遷移金属の傾向を検証する基礎研究の対象です。

安全性・取扱い

合成されてもごく短時間で崩壊するため、一般環境には存在せず安全上の懸念はありません。

学習のポイント

生存中の科学者の名前が初めて元素名に採用された例として、科学界での議論や命名規則の歴史を学べます。

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