原子の地図帳 / 第4周期・非金属
セレン(Selenium, Se)
セレンは原子番号34の非金属元素で、光を当てると電気抵抗が下がる光導電性を持ちます。生体内ではセレノシステイン(第21のアミノ酸)として重要な酵素に含まれます。
34
常温: 固体
Se
Selenium
原子量: 78.971
基本データ
- 原子番号
- 34
- 元素記号
- Se
- 元素名(日本語)
- セレン
- 元素名(英語)
- Selenium
- 分類
- 非金属
- 周期 / 族
- 第4周期 / 16族
- 標準状態
- 固体
- 標準原子量
- 78.971
- 電子配置
- [Ar] 3d10 4s2 4p4
- 電気陰性度(Pauling)
- 2.55
- 主な酸化数
- +6, +4, −2
注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。
電子配置(ボーアモデル)
電子配置式
[Ar] 3d10 4s2 4p4
| 電子殻 | 電子数 |
|---|---|
| K(2e⁻まで) | 2個 |
| L(6e⁻まで) | 8個 |
| M(10e⁻まで) | 18個 |
| N(14e⁻まで) | 6個 |
概要
セレンは硫黄に似た性質を持つ非金属で、光を当てると電気伝導性が大きく変化する光電特性を持つことで知られています。この性質が初期の光センサー技術に応用されました。
発見の歴史
1817年、スウェーデンの化学者イェンス・ベルセリウスが硫酸の製造過程で生じる沈殿物から発見しました。性質がテルル(ギリシャ語で「地球」)に似ていたことから、月を意味する「selene」にちなんで命名されました。
主な用途・特徴
- 複写機(コピードラム)の感光体
- ガラスの赤色着色(セレン赤)
- シャンプーの抗フケ剤
- CIGSなど薄膜太陽電池
少量は人体の必須微量元素としても重要ですが、工業的には複写機の感光体やガラスの着色剤として利用されています。
安全性・取扱い
必須微量元素ですが過剰摂取すると毒性を示すため、サプリメントなどでは摂取量の管理が重要です。
学習のポイント
光を当てると電気伝導性が変わる光電効果の性質は、光センサーの原理を学ぶ際の具体的な応用例になります。
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