原子の地図帳 / 第5周期・アルカリ金属
ルビジウム(Rubidium, Rb)
ルビジウムは原子番号37のアルカリ金属で、セシウムについて2番目に低いイオン化エネルギーを持ちます。原子時計の基準に利用されるほど精密な振動数特性を持っています。
37
常温: 固体
Rb
Rubidium
原子量: 85.468
基本データ
- 原子番号
- 37
- 元素記号
- Rb
- 元素名(日本語)
- ルビジウム
- 元素名(英語)
- Rubidium
- 分類
- アルカリ金属
- 周期 / 族
- 第5周期 / 1族
- 標準状態
- 固体
- 標準原子量
- 85.468
- 電子配置
- [Kr] 5s1
- 電気陰性度(Pauling)
- 0.82
- 主な酸化数
- +1
注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。
電子配置(ボーアモデル)
電子配置式
[Kr] 5s1
| 電子殻 | 電子数 |
|---|---|
| K(2e⁻まで) | 2個 |
| L(6e⁻まで) | 8個 |
| M(10e⁻まで) | 18個 |
| N(14e⁻まで) | 8個 |
| O(18e⁻まで) | 1個 |
概要
ルビジウムは反応性が高いアルカリ金属で、空気中で自然発火する性質を持ちます。セシウムに次いで原子時計の基準として利用されるなど、精密な周波数標準として重要な役割を持つ元素です。
発見の歴史
1861年、ドイツのロベルト・ブンゼンとグスタフ・キルヒホフが鉱物レピドライトのスペクトル分析によって発見しました。名前はラテン語で「深紅色」を意味する「rubidus」に由来し、炎色反応が濃い赤色を示すことにちなみます。
主な用途・特徴
- 光電管・光電子増倍管
- 原子時計の参照標準
- BEC(ボース=アインシュタイン凝縮)研究
- 磁気センサー
冷却原子を用いた最先端の量子物理研究(ボース=アインシュタイン凝縮)でも標準的に使われる、基礎科学に欠かせない元素です。
安全性・取扱い
金属は空気中で自然発火する性質があり、取り扱いには不活性ガス雰囲気などの厳重な注意が必要です。
学習のポイント
周期表を下に進むほどアルカリ金属の反応性が増す傾向を確認する際の中間的な位置づけの元素として扱われます。
理科専門塾 Chem Atlas Academy
調べる力を、得点力に変える塾。
中学・高校・高専生のための、完全オンライン理科専門塾。
授業はせず、月4回のオンライン解説で伴走します。
💡 ご質問やご感想、「この元素も詳しく!」などのご要望も大歓迎です。
お気軽にメッセージをお寄せください♪