原子の地図帳 / 第6周期・遷移金属

白金(Platinum, Pt)

白金は原子番号78の遷移金属で、強酸にも溶けない耐腐食性と優れた触媒活性を持つ希少金属です。自動車三元触媒・燃料電池・宝飾品に欠かせません。

78 常温: 固体
Pt
Platinum
原子量: 195.084

基本データ

原子番号
78
元素記号
Pt
元素名(日本語)
白金
元素名(英語)
Platinum
分類
遷移金属
周期 / 族
第6周期 / 10族
標準状態
固体
標準原子量
195.084
電子配置
[Xe] 4f14 5d9 6s1
電気陰性度(Pauling)
2.28
主な酸化数
+4, +2

注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。

電子配置(ボーアモデル)

K L M 18e⁻ N 32e⁻ O 17e⁻ P Pt

電子配置式

[Xe] 4f14 5d9 6s1

電子殻電子数
K(2e⁻まで)2個
L(6e⁻まで)8個
M(10e⁻まで)18個
N(14e⁻まで)32個
O(18e⁻まで)17個
P(22e⁻まで)1個

概要

白金は化学的に非常に安定で、酸にもほとんど侵されない貴金属です。触媒としての能力が極めて高く、わずかな量で反応を大きく促進する性質から「触媒の王様」とも呼ばれます。

発見の歴史

南米の先住民が古くから利用していましたが、ヨーロッパには16世紀にスペインの探検家によって伝わりました。1748年にスペインの科学者アントニオ・デ・ウジョーアが学術的に報告しました。名前はスペイン語で「小さな銀」を意味する「platina」に由来します。

主な用途・特徴

  • 三元触媒(自動車排ガス浄化)
  • 燃料電池の電極触媒
  • 宝飾品・装飾品
  • 医薬品(シスプラチンなど抗がん剤)

自動車の排ガス浄化触媒や燃料電池の電極として環境・エネルギー技術を支え、抗がん剤の有効成分としても医療に貢献しています。

安全性・取扱い

化学的に非常に安定で金属としての毒性はなく、医療機器やアクセサリーとして安全に利用されています。

学習のポイント

触媒としての能力が極めて高い代表元素として、自動車の排ガス浄化の仕組みを学ぶ際の中心的な元素です。

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