原子の地図帳 / 第7周期・アクチノイド

ネプツニウム(Neptunium, Np)

ネプツニウムは原子番号93のアクチノイドで、1940年に初めて人工合成された超ウラン元素です。原子炉内でウランへの中性子照射により生成します。

93 常温: 固体
Np
Neptunium
原子量: 237(²³⁷Np)

基本データ

原子番号
93
元素記号
Np
元素名(日本語)
ネプツニウム
元素名(英語)
Neptunium
分類
アクチノイド
周期 / 族
第7周期 / 3族
標準状態
固体
標準原子量
237(²³⁷Np)
電子配置
[Rn] 5f4 6d1 7s2
電気陰性度(Pauling)
1.36
主な酸化数
+5, +4

注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。

電子配置(ボーアモデル)

K L M 18e⁻ N 32e⁻ O 22e⁻ P Q Np

電子配置式

[Rn] 5f4 6d1 7s2

電子殻電子数
K(2e⁻まで)2個
L(6e⁻まで)8個
M(10e⁻まで)18個
N(14e⁻まで)32個
O(18e⁻まで)22個
P(22e⁻まで)9個
Q(26e⁻まで)2個

概要

ネプツニウムは最初に発見された超ウラン元素で、天然にはウラン鉱石中にごく微量しか存在しません。原子炉内でウランに中性子を照射することで生成され、さらに重いプルトニウムを作る過程の中間生成物にもなります。

発見の歴史

1940年、アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校のエドウィン・マクミランとフィリップ・エイベルソンがウランに中性子を照射して合成しました。天王星(Uranus)の外側を回る海王星(Neptune)にちなんで、ウランの次に重い元素として命名されました。

主な用途・特徴

  • 核物理研究
  • 中性子線源
  • プルトニウム製造の前駆体

中性子を検出する線源として研究用途に使われるほか、核物理の基礎研究対象として扱われています。

安全性・取扱い

強い放射能を持つ人工元素で、核物理の専門施設以外で取り扱われることはありません。

学習のポイント

最初に発見された超ウラン元素として、周期表がウランを超えてどのように拡張されたかを学ぶ出発点になります。

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