原子の地図帳 / 第7周期・アクチノイド
ノーベリウム(Nobelium, No)
ノーベリウムは原子番号102の人工放射性アクチノイドで、アルフレッド・ノーベルにちなんで命名されました。+2の酸化状態が安定する珍しいアクチノイドです。
102
常温: 固体
No
Nobelium
原子量: 259(²⁵⁹No)
基本データ
- 原子番号
- 102
- 元素記号
- No
- 元素名(日本語)
- ノーベリウム
- 元素名(英語)
- Nobelium
- 分類
- アクチノイド
- 周期 / 族
- 第7周期 / 3族
- 標準状態
- 固体
- 標準原子量
- 259(²⁵⁹No)
- 電子配置
- [Rn] 5f14 7s2
- 電気陰性度(Pauling)
- ―
- 主な酸化数
- +2, +3
注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。
電子配置(ボーアモデル)
電子配置式
[Rn] 5f14 7s2
| 電子殻 | 電子数 |
|---|---|
| K(2e⁻まで) | 2個 |
| L(6e⁻まで) | 8個 |
| M(10e⁻まで) | 18個 |
| N(14e⁻まで) | 32個 |
| O(18e⁻まで) | 32個 |
| P(22e⁻まで) | 8個 |
| Q(26e⁻まで) | 2個 |
概要
ノーベリウムは人工放射性元素で、生成できる原子数はごくわずかです。アクチノイド系列の中では比較的化学的性質の研究が進んでいる元素の一つです。
発見の歴史
1958年、アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校のチームがキュリウムにカーボンイオンを照射して合成を報告しましたが、確認には混乱があり、最終的にソビエトの研究所の報告が確定とされました。ダイナマイトの発明者アルフレッド・ノーベルにちなんで命名されました。
主な用途・特徴
- 核物理・化学研究
実用用途はなく、アクチノイド系列後半の酸化状態や化学的傾向を調べる基礎研究に利用されています。
安全性・取扱い
強い放射能を持つ人工元素で、研究施設以外には存在せず厳重に管理されています。
学習のポイント
発見の確認過程で国家間の論争があった元素として、科学的発見の検証がいかに重要かを示す例になります。
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