原子の地図帳 / 第7周期・典型金属

ニホニウム(Nihonium, Nh)

ニホニウムは原子番号113の人工合成元素で、2016年に日本の理化学研究所(理研)が国際認定を受けて命名した日本初の元素です。名称は「日本」に由来します。

113 常温: 固体
Nh
Nihonium
原子量: 286(²⁸⁶Nh)

基本データ

原子番号
113
元素記号
Nh
元素名(日本語)
ニホニウム
元素名(英語)
Nihonium
分類
典型金属
周期 / 族
第7周期 / 13族
標準状態
固体
標準原子量
286(²⁸⁶Nh)
電子配置
[Rn] 5f14 6d10 7s2 7p1
電気陰性度(Pauling)
―
主な酸化数
+1

注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。

電子配置(ボーアモデル)

K L M 18e⁻ N 32e⁻ O 32e⁻ P 18e⁻ Q Nh

電子配置式

[Rn] 5f14 6d10 7s2 7p1

電子殻電子数
K(2e⁻まで)2個
L(6e⁻まで)8個
M(10e⁻まで)18個
N(14e⁻まで)32個
O(18e⁻まで)32個
P(22e⁻まで)18個
Q(26e⁻まで)3個

概要

ニホニウムはアジアの研究機関が発見した初の新元素で、周期表113番目の元素として日本の化学研究の成果を示す存在です。生成される原子数は極めて少なく、瞬時に崩壊します。

発見の歴史

2004年、日本の理化学研究所の森田浩介らの研究チームがビスマスに亜鉛イオンを照射して合成に成功しました。日本の研究機関が初めて発見した元素であることから、国名にちなんで「ニホニウム」と命名されました。

主な用途・特徴

  • 超重元素核物理研究
  • 周期律の検証

実用用途はなく、超重元素合成技術の確立と周期律の検証という基礎科学への貢献が主な意義です。

安全性・取扱い

合成されてもごく短時間で崩壊するため、一般環境には存在せず安全上の懸念はありません。

学習のポイント

日本発の元素として教科書にも取り上げられ、周期表113番の位置と典型元素の性質を結びつけて学べます。

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