原子の地図帳 / 第3周期・アルカリ金属

ナトリウム(Sodium, Na)

ナトリウムは原子番号11のアルカリ金属で、食塩(NaCl)の成分として最も身近な金属元素です。水と激しく反応して水素ガスを発生し、単体は灯油中に保管されます。

11 常温: 固体
Na
Sodium
原子量: 22.990

基本データ

原子番号
11
元素記号
Na
元素名(日本語)
ナトリウム
元素名(英語)
Sodium
分類
アルカリ金属
周期 / 族
第3周期 / 1族
標準状態
固体
標準原子量
22.990
電子配置
[Ne] 3s1
電気陰性度(Pauling)
0.93
主な酸化数
+1

注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。

電子配置(ボーアモデル)

K L M Na

電子配置式

[Ne] 3s1

電子殻電子数
K(2e⁻まで)2個
L(6e⁻まで)8個
M(10e⁻まで)1個

概要

ナトリウムは反応性が非常に高いアルカリ金属で、水と激しく反応して水素ガスを発生させます。天然には食塩(塩化ナトリウム)として海水や岩塩鉱床に豊富に存在し、生体内では体液の浸透圧調整に必須の役割を果たします。

発見の歴史

1807年、イギリスのハンフリー・デービーが水酸化ナトリウムの電気分解によって単離しました。名前はラテン語で天然炭酸ナトリウムを意味する「natron」に由来します。元素記号Naはラテン語Natriumから取られています。

主な用途・特徴

  • 食塩・調味料(NaCl)
  • ナトリウムランプ(黄色街灯)
  • 金属製錬の還元剤
  • 苛性ソーダ(NaOH)製造

調味料としての食塩利用はもちろん、苛性ソーダの製造など基礎化学工業の原料としても欠かせない元素です。

安全性・取扱い

金属は水と激しく反応し発火することがあるため実験では油中保存が必要ですが、イオンとしては体液の調整に不可欠です。

学習のポイント

炎色反応で黄色を示す最も有名な例の一つで、「ナトリウムは黄色」という組み合わせは必須の記憶事項です。

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