原子の地図帳 / 第7周期・遷移金属

マイトネリウム(Meitnerium, Mt)

マイトネリウムは原子番号109の人工合成超重元素で、核分裂を理論的に説明したリーゼ・マイトナーにちなんで命名されました。

109 常温: 固体
Mt
Meitnerium
原子量: 278(²⁷⁸Mt)

基本データ

原子番号
109
元素記号
Mt
元素名(日本語)
マイトネリウム
元素名(英語)
Meitnerium
分類
遷移金属
周期 / 族
第7周期 / 9族
標準状態
固体
標準原子量
278(²⁷⁸Mt)
電子配置
[Rn] 5f14 6d7 7s2
電気陰性度(Pauling)
―
主な酸化数
+3

注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。

電子配置(ボーアモデル)

K L M 18e⁻ N 32e⁻ O 32e⁻ P 15e⁻ Q Mt

電子配置式

[Rn] 5f14 6d7 7s2

電子殻電子数
K(2e⁻まで)2個
L(6e⁻まで)8個
M(10e⁻まで)18個
N(14e⁻まで)32個
O(18e⁻まで)32個
P(22e⁻まで)15個
Q(26e⁻まで)2個

概要

マイトネリウムは超重元素で、生成できる原子数が極めて少なく瞬時に崩壊するため、化学的性質はほとんど確認されていません。

発見の歴史

1982年、ドイツ・ダルムシュタットの重イオン研究所(GSI)の研究チームがビスマスに鉄イオンを照射して合成しました。放射能の研究で知られる物理学者リーゼ・マイトナーにちなんで命名されました。

主な用途・特徴

  • 超重元素核物理研究

実用用途はなく、重元素合成技術の検証と周期律の基礎研究にのみ利用されています。

安全性・取扱い

合成されてもごく短時間で崩壊するため、一般環境には存在せず安全上の懸念はありません。

学習のポイント

核分裂の発見に貢献した物理学者の名を冠する元素として、原子核物理の歴史を学ぶ際に紹介されます。

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