原子の地図帳 / 第7周期・アクチノイド
メンデレビウム(Mendelevium, Md)
メンデレビウムは原子番号101の人工放射性アクチノイドで、周期律の発見者ドミトリ・メンデレーエフにちなんで命名されました。1955年に1原子ずつ同定するという手法で発見されました。
101
常温: 固体
Md
Mendelevium
原子量: 258(²⁵⁸Md)
基本データ
- 原子番号
- 101
- 元素記号
- Md
- 元素名(日本語)
- メンデレビウム
- 元素名(英語)
- Mendelevium
- 分類
- アクチノイド
- 周期 / 族
- 第7周期 / 3族
- 標準状態
- 固体
- 標準原子量
- 258(²⁵⁸Md)
- 電子配置
- [Rn] 5f13 7s2
- 電気陰性度(Pauling)
- ―
- 主な酸化数
- +3, +2
注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。
電子配置(ボーアモデル)
電子配置式
[Rn] 5f13 7s2
| 電子殻 | 電子数 |
|---|---|
| K(2e⁻まで) | 2個 |
| L(6e⁻まで) | 8個 |
| M(10e⁻まで) | 18個 |
| N(14e⁻まで) | 32個 |
| O(18e⁻まで) | 31個 |
| P(22e⁻まで) | 8個 |
| Q(26e⁻まで) | 2個 |
概要
メンデレビウムは人工放射性元素で、わずか数個の原子単位で検出・研究が行われた初期の例として知られています。半減期が短く、化学的性質の研究には高度な迅速分析技術が必要です。
発見の歴史
1955年、アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校のグレン・シーボーグらのチームがアインスタイニウムにアルファ粒子を照射して合成しました。周期表を考案した化学者ドミトリ・メンデレーエフにちなんで命名されました。
主な用途・特徴
- 核物理研究
- アクチノイド化学研究
実用用途はなく、アクチノイド系列後半の化学的性質を解明するための基礎研究に用いられています。
安全性・取扱い
強い放射能を持つ人工元素で、研究施設以外には存在せず厳重に管理されています。
学習のポイント
わずか数個の原子から性質が調べられた元素として、極微量での化学分析技術の発展を示す歴史的な例です。
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