原子の地図帳 / 第2周期・アルカリ金属
リチウム(Lithium, Li)
リチウムは原子番号3のアルカリ金属で、固体金属の中で最も密度が小さい元素です。水や空気と反応しやすく、通常は鉱油中に保管されます。
3
常温: 固体
Li
Lithium
原子量: 6.941
基本データ
- 原子番号
- 3
- 元素記号
- Li
- 元素名(日本語)
- リチウム
- 元素名(英語)
- Lithium
- 分類
- アルカリ金属
- 周期 / 族
- 第2周期 / 1族
- 標準状態
- 固体
- 標準原子量
- 6.941
- 電子配置
- [He] 2s1
- 電気陰性度(Pauling)
- 0.98
- 主な酸化数
- +1
注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。
電子配置(ボーアモデル)
電子配置式
[He] 2s1
| 電子殻 | 電子数 |
|---|---|
| K(2e⁻まで) | 2個 |
| L(6e⁻まで) | 1個 |
概要
リチウムは金属の中で最も軽く、密度は水の約半分程度しかありません。反応性が高いアルカリ金属の一つですが、他のアルカリ金属に比べると穏やかで扱いやすい性質を持ちます。
発見の歴史
1817年、スウェーデンの化学者ヨハン・アウグスト・アルフェドソンが鉱石ペタライトの分析中に発見しました。名前はギリシャ語で「石」を意味する「lithos」に由来し、動植物からではなく鉱物から初めて発見されたアルカリ金属であることにちなみます。
主な用途・特徴
- リチウムイオン電池の電極材料
- 気分安定薬(炭酸リチウム)
- アルミニウム合金への添加
- 水素同位体(トリチウム)製造の原料
スマートフォンから電気自動車まで、現代社会を支えるリチウムイオン電池の主要材料として需要が急速に拡大している元素です。
安全性・取扱い
金属は水と反応して発火する危険がありますが、炭酸リチウムなど化合物は医薬品として適切な管理下で安全に使用されます。
学習のポイント
金属の中で最も軽い元素として密度の比較によく登場し、アルカリ金属の中では比較的反応が穏やかという例外的性質も重要です。
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