原子の地図帳 / 第7周期・遷移金属

ハッシウム(Hassium, Hs)

ハッシウムは原子番号108の人工合成超重元素で、ドイツのヘッセン州にちなんで命名されました。四酸化物(HsO₄)の形で一部の化学的性質が研究されています。

108 常温: 固体
Hs
Hassium
原子量: 270(²⁶⁹Hs)

基本データ

原子番号
108
元素記号
Hs
元素名(日本語)
ハッシウム
元素名(英語)
Hassium
分類
遷移金属
周期 / 族
第7周期 / 8族
標準状態
固体
標準原子量
270(²⁶⁹Hs)
電子配置
[Rn] 5f14 6d6 7s2
電気陰性度(Pauling)
―
主な酸化数
+8

注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。

電子配置(ボーアモデル)

K L M 18e⁻ N 32e⁻ O 32e⁻ P Q Hs

電子配置式

[Rn] 5f14 6d6 7s2

電子殻電子数
K(2e⁻まで)2個
L(6e⁻まで)8個
M(10e⁻まで)18個
N(14e⁻まで)32個
O(18e⁻まで)32個
P(22e⁻まで)14個
Q(26e⁻まで)2個

概要

ハッシウムは超重元素の中でも比較的研究が進んでおり、同族のオスミウムに似た化学的性質を持つことが実験的に確認されています。それでも生成できる原子はごく少数にとどまります。

発見の歴史

1984年、ドイツ・ダルムシュタットの重イオン研究所(GSI)の研究チームが鉛に鉄イオンを照射して合成しました。発見地であるドイツのヘッセン州(ラテン語名Hassia)にちなんで命名されました。

主な用途・特徴

  • 超重元素核化学研究

実用用途はなく、超重元素が周期表の法則にどこまで従うかを検証する基礎化学研究の対象となっています。

安全性・取扱い

合成されてもごく短時間で崩壊するため、一般環境には存在せず安全上の懸念はありません。

学習のポイント

同族のオスミウムと似た化学的性質が確認された数少ない超重元素として、周期律の普遍性を示す例になります。

🔬

理科専門塾 Chem Atlas Academy

調べる力を、得点力に変える塾。
中学・高校・高専生のための、完全オンライン理科専門塾。
授業はせず、月4回のオンライン解説で伴走します。

理科専門塾 Chem Atlas Academyはこちら

💡 ご質問やご感想、「この元素も詳しく!」などのご要望も大歓迎です。
お気軽にメッセージをお寄せください♪

✉️ お問い合わせはこちら