原子の地図帳 / 第6周期・ランタノイド

ホルミウム(Holmium, Ho)

ホルミウムは原子番号67のランタノイドで、単原子あたりの最大磁気モーメントを持つ元素として知られます。Ho:YAGレーザーが医療(結石破砕・眼科)に利用されています。

67 常温: 固体
Ho
Holmium
原子量: 164.930

基本データ

原子番号
67
元素記号
Ho
元素名(日本語)
ホルミウム
元素名(英語)
Holmium
分類
ランタノイド
周期 / 族
第6周期 / 3族
標準状態
固体
標準原子量
164.930
電子配置
[Xe] 4f11 6s2
電気陰性度(Pauling)
―
主な酸化数
+3

注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。

電子配置(ボーアモデル)

K L M 18e⁻ N 29e⁻ O P Ho

電子配置式

[Xe] 4f11 6s2

電子殻電子数
K(2e⁻まで)2個
L(6e⁻まで)8個
M(10e⁻まで)18個
N(14e⁻まで)29個
O(18e⁻まで)8個
P(22e⁻まで)2個

概要

ホルミウムはすべての元素の中で最も強い磁気モーメントを持つことが知られる希土類元素です。希少で分離が難しいため、研究用途を中心に限定的に利用されています。

発見の歴史

1878年、スイスのマルク・デラフォンテーヌとジャック・ルイ・ソレが分光分析で発見し、1879年にスウェーデンのペル・テオドール・クレーベが単離しました。発見者の出身地ストックホルムのラテン語名「Holmia」にちなんで命名されました。

主な用途・特徴

  • Ho:YAGレーザー(医療用)
  • 超強力磁石研究
  • 中性子吸収体
  • 磁気光学デバイス

レーザー材料として医療用レーザー手術装置に利用されるほか、世界最強クラスの磁石を作る研究にも用いられています。

安全性・取扱い

単体としての毒性は低く、レーザー材料として医療分野でも安全に利用されています。

学習のポイント

全元素中で最大の磁気モーメントを持つ性質は、磁性材料の研究における基礎データとしてよく引用されます。

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