原子の地図帳 / 第7周期・典型金属
フレロビウム(Flerovium, Fl)
フレロビウムは原子番号114の人工合成超重元素で、ロシアのフレーロフ核反応研究所にちなんで命名されました。第14族元素として鉛・スズと同族ですが性質は大きく異なると予測されます。
114
常温: 固体
Fl
Flerovium
原子量: 289(²⁸⁹Fl)
基本データ
- 原子番号
- 114
- 元素記号
- Fl
- 元素名(日本語)
- フレロビウム
- 元素名(英語)
- Flerovium
- 分類
- 典型金属
- 周期 / 族
- 第7周期 / 14族
- 標準状態
- 固体
- 標準原子量
- 289(²⁸⁹Fl)
- 電子配置
- [Rn] 5f14 6d10 7s2 7p2
- 電気陰性度(Pauling)
- ―
- 主な酸化数
- +2
注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。
電子配置(ボーアモデル)
電子配置式
[Rn] 5f14 6d10 7s2 7p2
| 電子殻 | 電子数 |
|---|---|
| K(2e⁻まで) | 2個 |
| L(6e⁻まで) | 8個 |
| M(10e⁻まで) | 18個 |
| N(14e⁻まで) | 32個 |
| O(18e⁻まで) | 32個 |
| P(22e⁻まで) | 18個 |
| Q(26e⁻まで) | 4個 |
概要
フレロビウムは合成直後に急速に崩壊する超重元素で、理論上は「安定の島」と呼ばれる比較的長寿命な領域に近いことが予測され注目されています。
発見の歴史
1998年、ロシア・ドゥブナ合同原子核研究所とアメリカ・ローレンス・リバモア国立研究所の共同チームがプルトニウムにカルシウムイオンを照射して合成しました。超重元素研究を主導したロシアの物理学者ゲオルギー・フレロフにちなんで命名されました。
主な用途・特徴
- 超重元素核化学研究
実用用途はなく、超重元素の安定性や周期律の限界を探る核物理研究の対象として合成・観測が続けられています。
安全性・取扱い
合成直後に急速に崩壊する人工元素で、一般環境に存在することはなく安全上の懸念はありません。
学習のポイント
理論上「安定の島」と呼ばれる長寿命領域に近いとされ、原子核物理の最前線の話題として紹介される元素です。
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