原子の地図帳 / 第7周期・遷移金属

コペルニシウム(Copernicium, Cn)

コペルニシウムは原子番号112の人工合成超重元素で、天文学者ニコラウス・コペルニクスにちなんで命名されました。相対論的効果から常温で気体の可能性もあると予測されています。

112 常温: 固体
Cn
Copernicium
原子量: 285(²⁸⁵Cn)

基本データ

原子番号
112
元素記号
Cn
元素名(日本語)
コペルニシウム
元素名(英語)
Copernicium
分類
遷移金属
周期 / 族
第7周期 / 12族
標準状態
固体
標準原子量
285(²⁸⁵Cn)
電子配置
[Rn] 5f14 6d10 7s2
電気陰性度(Pauling)
―
主な酸化数
+2

注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。

電子配置(ボーアモデル)

K L M 18e⁻ N 32e⁻ O 32e⁻ P 18e⁻ Q Cn

電子配置式

[Rn] 5f14 6d10 7s2

電子殻電子数
K(2e⁻まで)2個
L(6e⁻まで)8個
M(10e⁻まで)18個
N(14e⁻まで)32個
O(18e⁻まで)32個
P(22e⁻まで)18個
Q(26e⁻まで)2個

概要

コペルニシウムは合成直後に瞬時に崩壊してしまう超重元素で、原子はごく少数しか生成されたことがありません。理論計算では水銀と似た常温で気体または揮発性の高い液体になる可能性が指摘されています。

発見の歴史

1996年、ドイツ・ダルムシュタットの重イオン研究所(GSI)の研究チームが鉛に亜鉛イオンを照射して合成しました。天動説を覆した天文学者ニコラウス・コペルニクスに由来して命名されました。

主な用途・特徴

  • 超重元素核化学研究

実用化はされておらず、重い元素における相対論効果など周期表の限界を探る基礎物理研究の対象です。

安全性・取扱い

生成直後に瞬時に崩壊する人工元素で、一般環境に存在することはなく安全上の懸念はありません。

学習のポイント

水銀と同じ族に属し、理論上は常温で揮発しやすい性質が予測されており、相対論効果が重元素の性質に与える影響を学ぶ例になります。

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