原子の地図帳 / 第7周期・アクチノイド
カリホルニウム(Californium, Cf)
カリホルニウムは原子番号98の人工放射性アクチノイドで、カリフォルニア州と大学にちなんで命名されました。²⁵²Cfは特に高効率な中性子線源として実用されています。
98
常温: 固体
Cf
Californium
原子量: 251(²⁵¹Cf)
基本データ
- 原子番号
- 98
- 元素記号
- Cf
- 元素名(日本語)
- カリホルニウム
- 元素名(英語)
- Californium
- 分類
- アクチノイド
- 周期 / 族
- 第7周期 / 3族
- 標準状態
- 固体
- 標準原子量
- 251(²⁵¹Cf)
- 電子配置
- [Rn] 5f10 7s2
- 電気陰性度(Pauling)
- 1.30
- 主な酸化数
- +3
注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。
電子配置(ボーアモデル)
電子配置式
[Rn] 5f10 7s2
| 電子殻 | 電子数 |
|---|---|
| K(2e⁻まで) | 2個 |
| L(6e⁻まで) | 8個 |
| M(10e⁻まで) | 18個 |
| N(14e⁻まで) | 32個 |
| O(18e⁻まで) | 28個 |
| P(22e⁻まで) | 8個 |
| Q(26e⁻まで) | 2個 |
概要
カリホルニウムは強い中性子放出能力を持つ人工放射性元素で、わずかな量でも強力な中性子線源として機能します。生成コストが非常に高く、世界的に見ても生産量はごく限られています。
発見の歴史
1950年、アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校のグレン・シーボーグらのチームがキュリウムにアルファ粒子を照射して合成しました。発見地であるカリフォルニア州にちなんで命名されました。
主な用途・特徴
- 中性子線源(がん治療・資源探査)
- 核物理研究
- 核燃料検査
中性子を活発に放出する性質から、資源探査や核燃料の検査、がんの中性子線治療の線源として利用されています。
安全性・取扱い
強力な中性子線を放出するため、専門施設でのみ厳重な遮蔽のもとで取り扱われる非常に危険な元素です。
学習のポイント
中性子源として実用化された数少ない超重元素として、核物理分野の応用例として紹介されることがあります。
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