原子の地図帳 / 第4周期・アルカリ土類金属

カルシウム(Calcium, Ca)

カルシウムは原子番号20のアルカリ土類金属で、骨・歯・石灰岩・セメントの主要構成元素です。生体内で骨格形成・筋収縮・神経伝達などに不可欠な役割を担います。

20 常温: 固体
Ca
Calcium
原子量: 40.078

基本データ

原子番号
20
元素記号
Ca
元素名(日本語)
カルシウム
元素名(英語)
Calcium
分類
アルカリ土類金属
周期 / 族
第4周期 / 2族
標準状態
固体
標準原子量
40.078
電子配置
[Ar] 4s2
電気陰性度(Pauling)
1.00
主な酸化数
+2

注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。

電子配置(ボーアモデル)

K L M N Ca

電子配置式

[Ar] 4s2

電子殻電子数
K(2e⁻まで)2個
L(6e⁻まで)8個
M(10e⁻まで)8個
N(14e⁻まで)2個

概要

カルシウムは地殻中に豊富に存在するアルカリ土類金属で、反応性が高いため天然には炭酸カルシウム(石灰石・大理石)などの化合物として存在します。生体内ではリンと結合してハイドロキシアパタイトを形成し、骨や歯の主成分となっています。

発見の歴史

化合物としては古代から石灰として利用されていましたが、金属としては1808年にイギリスのハンフリー・デービーが水酸化カルシウムの電気分解によって単離しました。名前はラテン語で「石灰」を意味する「calx」に由来します。

主な用途・特徴

  • セメント・石灰(建設材料)
  • 骨・歯のハイドロキシアパタイト
  • 食品栄養強化(乳製品・豆腐)
  • 製鋼時の精錬剤

セメントなどの建設材料としての需要に加え、骨の健康に不可欠な栄養素として食品への強化も進められています。

安全性・取扱い

金属カルシウムは水と反応して水素を発生するため注意が必要ですが、化合物(炭酸カルシウムなど)は非常に安全です。

学習のポイント

炎色反応で橙赤色を示す代表元素で、「カルシウムは橙赤」という組み合わせは定期テストの頻出項目です。

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