原子の地図帳 / 第7周期・アクチノイド

バークリウム(Berkelium, Bk)

バークリウムは原子番号97の人工放射性アクチノイドで、米国カリフォルニア州バークレーにちなんで命名されました。²⁴⁹Bkがテネシン(Z=117)合成の標的核として使われました。

97 常温: 固体
Bk
Berkelium
原子量: 247(²⁴⁷Bk)

基本データ

原子番号
97
元素記号
Bk
元素名(日本語)
バークリウム
元素名(英語)
Berkelium
分類
アクチノイド
周期 / 族
第7周期 / 3族
標準状態
固体
標準原子量
247(²⁴⁷Bk)
電子配置
[Rn] 5f9 7s2
電気陰性度(Pauling)
1.30
主な酸化数
+3, +4

注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。

電子配置(ボーアモデル)

K L M 18e⁻ N 32e⁻ O 27e⁻ P Q Bk

電子配置式

[Rn] 5f9 7s2

電子殻電子数
K(2e⁻まで)2個
L(6e⁻まで)8個
M(10e⁻まで)18個
N(14e⁻まで)32個
O(18e⁻まで)27個
P(22e⁻まで)8個
Q(26e⁻まで)2個

概要

バークリウムは人工的にのみ生成される放射性元素で、天然には存在しません。生成できる量は極めて少なく、研究用に蓄積された世界の総量もミリグラム単位にとどまります。

発見の歴史

1949年、アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校のグレン・シーボーグらのチームがアメリシウムにアルファ粒子を照射して合成しました。発見場所の大学がある都市バークレーにちなんで命名されました。

主な用途・特徴

  • 超重元素合成の標的核
  • 核物理・化学研究

主に、より重い超重元素(テネシンなど)を合成するための標的核として核物理研究に利用されています。

安全性・取扱い

強い放射能を持つ人工元素で、専門の核物理研究施設以外では取り扱われることはありません。

学習のポイント

アクチノイド系列の中でも特に生成が難しい元素として、重元素合成の難易度を学ぶ際の例として挙げられます。

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