原子の地図帳 / 第7周期・遷移金属
ボーリウム(Bohrium, Bh)
ボーリウムは原子番号107の人工合成超重元素で、ニールス・ボーアにちなんで命名されました。同族のレニウム・マンガンと類似した+7の酸化状態が予測されています。
107
常温: 固体
Bh
Bohrium
原子量: 270(²⁷⁰Bh)
基本データ
- 原子番号
- 107
- 元素記号
- Bh
- 元素名(日本語)
- ボーリウム
- 元素名(英語)
- Bohrium
- 分類
- 遷移金属
- 周期 / 族
- 第7周期 / 7族
- 標準状態
- 固体
- 標準原子量
- 270(²⁷⁰Bh)
- 電子配置
- [Rn] 5f14 6d5 7s2
- 電気陰性度(Pauling)
- ―
- 主な酸化数
- +7
注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。
電子配置(ボーアモデル)
電子配置式
[Rn] 5f14 6d5 7s2
| 電子殻 | 電子数 |
|---|---|
| K(2e⁻まで) | 2個 |
| L(6e⁻まで) | 8個 |
| M(10e⁻まで) | 18個 |
| N(14e⁻まで) | 32個 |
| O(18e⁻まで) | 32個 |
| P(22e⁻まで) | 13個 |
| Q(26e⁻まで) | 2個 |
概要
ボーリウムは人工的に合成された超重元素で、合成できる量はごくわずかな原子数に限られ、生成後ごく短時間で崩壊してしまうため、化学的性質の詳細はまだ十分に解明されていません。
発見の歴史
1981年、ドイツ・ダルムシュタットの重イオン研究所(GSI)の研究チームがビスマスに重イオンを照射して合成しました。名前は量子力学の基礎を築いた物理学者ニールス・ボーアに由来します。
主な用途・特徴
- 超重元素核化学研究
実用用途はなく、周期表の第7周期・遷移金属としての化学的性質を検証するための基礎研究にのみ用いられています。
安全性・取扱い
実験室でごく短時間のみ生成される人工元素で、一般環境には存在しないため日常的な安全上の懸念はありません。
学習のポイント
超重元素の命名が科学者の名前にちなむ例として、周期表と科学史のつながりを学べる元素です。
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