原子の地図帳 / 第2周期・アルカリ土類金属
ベリリウム(Beryllium, Be)
ベリリウムは原子番号4の灰白色の金属で、非常に硬く軽量な特性を持ちます。毒性があるため取扱いには特別な管理が必要です。
4
常温: 固体
Be
Beryllium
原子量: 9.012
基本データ
- 原子番号
- 4
- 元素記号
- Be
- 元素名(日本語)
- ベリリウム
- 元素名(英語)
- Beryllium
- 分類
- アルカリ土類金属
- 周期 / 族
- 第2周期 / 2族
- 標準状態
- 固体
- 標準原子量
- 9.012
- 電子配置
- [He] 2s2
- 電気陰性度(Pauling)
- 1.57
- 主な酸化数
- +2
注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。
電子配置(ボーアモデル)
電子配置式
[He] 2s2
| 電子殻 | 電子数 |
|---|---|
| K(2e⁻まで) | 2個 |
| L(6e⁻まで) | 2個 |
概要
ベリリウムは軽量かつ非常に硬く、融点が高い金属ですが、粉塵を吸入すると健康被害を引き起こすため取り扱いには注意が必要です。天然には緑柱石やエメラルドなどの鉱物中に含まれています。
発見の歴史
1798年、フランスの化学者ニコラ・ルイ・ヴォークランが緑柱石(ベリル)とエメラルドの分析から新元素として発見しましたが、金属として単離されたのは1828年のことです。名前は緑柱石の英語名berylに由来します。
主な用途・特徴
- X線透過窓材(薄膜)
- 航空宇宙・核工業用構造材
- 電子機器のベリリウム銅合金(高弾性)
- 中性子反射材
X線を通しやすい性質からX線装置の窓材に、軽さと強度から航空宇宙分野の構造材に利用される、特殊用途に特化した金属です。
安全性・取扱い
粉塵や蒸気を吸入すると肺疾患(ベリリウム肺)を引き起こす可能性があり、工業的な取り扱いには厳重な防護が必要です。
学習のポイント
アルカリ土類金属の中で例外的に性質が異なる(炎色反応を示さない等)元素として、周期表の「対角線関係」を学ぶ good example になります。
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