原子の地図帳 / 第3周期・希ガス
アルゴン(Argon, Ar)
アルゴンは原子番号18の希ガス元素で、大気中に約0.93%含まれ、希ガスの中では最も工業的に利用されています。化学的にほぼ完全に不活性です。
18
常温: 気体
Ar
Argon
原子量: 39.948
基本データ
- 原子番号
- 18
- 元素記号
- Ar
- 元素名(日本語)
- アルゴン
- 元素名(英語)
- Argon
- 分類
- 希ガス
- 周期 / 族
- 第3周期 / 18族
- 標準状態
- 気体
- 標準原子量
- 39.948
- 電子配置
- [Ne] 3s2 3p6
- 電気陰性度(Pauling)
- ―
- 主な酸化数
- 0
注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。
電子配置(ボーアモデル)
電子配置式
[Ne] 3s2 3p6
| 電子殻 | 電子数 |
|---|---|
| K(2e⁻まで) | 2個 |
| L(6e⁻まで) | 8個 |
| M(10e⁻まで) | 8個 |
概要
アルゴンは空気中に約0.93%含まれ、希ガスの中では最も豊富に存在します。無色・無臭で化学的に極めて不活性なため、高温環境でも他の物質と反応しにくく、酸化や窒化を防ぐ保護ガスとして重用されています。
発見の歴史
1894年、イギリスのジョン・ウィリアム・レイリーとウィリアム・ラムゼーが、空気から酸素と窒素を除いた後に残るガスとして発見しました。名前はギリシャ語で「不活発」を意味する「argos」に由来し、その化学的な不活性さを表しています。
主な用途・特徴
- 溶接・製鋼の保護ガス
- 蛍光灯・白熱球の封入ガス
- シールドガス(食品・医薬品保存)
- 半導体製造プロセスガス
溶接時の酸化防止や半導体製造のクリーンな雰囲気づくりなど、「反応させたくない」場面で活躍する実務的なガスです。
安全性・取扱い
無毒ですが、密閉空間で高濃度になると酸素濃度が下がり酸欠を引き起こす危険があるため換気が必要です。
学習のポイント
希ガスの電子配置(オクテット則)の代表例として頻出し、化学的に反応しにくい理由を電子配置から説明できるようにしておくことが重要です。
理科専門塾 Chem Atlas Academy
調べる力を、得点力に変える塾。
中学・高校・高専生のための、完全オンライン理科専門塾。
授業はせず、月4回のオンライン解説で伴走します。
💡 ご質問やご感想、「この元素も詳しく!」などのご要望も大歓迎です。
お気軽にメッセージをお寄せください♪