中学理科 / 物理分野
Unit 15
熱と温度
温度と熱は何が違う?なぜ水は温まりにくい?
比熱の公式と熱の伝わり方3種類を図解で整理しよう。
🌡️ 温度と熱📐 熱量の公式🔥 伝導・対流・放射
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温度と熱の違い
温度は物体の粒子の平均的な運動エネルギー(℃ や K で表す)。熱は温度差によって移動するエネルギーのこと(単位は J)。
🌡️ 温度と熱の対比
| 温度(℃ / K) | 熱(J) | |
|---|---|---|
| 表すもの | 粒子の平均的な激しさ | 移動するエネルギーの量 |
| 例 | 熱いお湯は 90℃ | お湯が放出した熱量は 5000 J |
| ポイント | 量が多くても温度は同じ場合がある | 量が多い物体ほど同じ温度でも熱量が多い |
2
熱量の計算
物体を温めるのに必要な熱量は、質量・比熱・温度変化の積で求まる。
FORMULA — 熱量の公式
Q(J)= c(J/g·℃)× m(g)× ΔT(℃)
c:比熱(物質固有の値)、m:質量、ΔT:温度変化(上昇量)
📊 代表的な物質の比熱
| 物質 | 比熱 c(J/g·℃) | 特徴 |
|---|---|---|
| 水 | 4.18 | 最も大きい部類——温まりにくく冷めにくい |
| エタノール | 2.46 | 水より温まりやすい |
| アルミニウム | 0.90 | 金属の中では大きい |
| 鉄 | 0.45 | アルミより温まりやすい |
| 銅 | 0.39 | 温まりやすく冷めやすい |
🧮 計算例
水 200 g を 20℃ から 80℃ に温めるのに必要な熱量は?(水の比熱 = 4.18 J/g·℃)
Q = 4.18 × 200 × (80 − 20) = 4.18 × 200 × 60 = 50160 J ≈ 50.2 kJ
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熱の伝わり方
熱の伝わり方には伝導・対流・放射の3種類がある。
図1:熱の伝わり方3種類。伝導(固体内)・対流(流体の循環)・放射(電磁波)。
✅ この単元のまとめ
- 温度:粒子の平均運動エネルギー(℃ / K);熱:移動するエネルギー(J)
- Q(J)= c × m × ΔT(比熱 × 質量 × 温度変化)
- 水の比熱は 4.18 J/g·℃ で金属よりはるかに大きい
- 伝導:固体内を粒子振動が伝わる(金属が良導体)
- 対流:温度差による流体の循環で熱が移動する
- 放射:電磁波(赤外線)で真空中でも熱が伝わる
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