⚖️ 原子量とは?
原子はとても小さいため、kg や g では表せないほど軽いです。
そこで、基準(炭素12を12)として、他の原子の質量を相対的な数で表します。
この数を原子量(げんしりょう)といいます。
例:
- H(水素)の原子量 ≒ 1.0
- O(酸素)の原子量 ≒ 16.0
- Na(ナトリウム)の原子量 ≒ 23.0
⚛️ 分子量とは?
分子量(ぶんしりょう)とは、分子を構成するすべての原子の原子量の合計です。
分子1個の重さを相対的な数で表します。
計算例:
- H₂O(水)= H × 2 + O = 1.0×2 + 16.0 = 18.0
- CO₂(二酸化炭素)= C + O × 2 = 12.0 + 16.0×2 = 44.0
- NH₃(アンモニア)= N + H×3 = 14.0 + 1.0×3 = 17.0
📘 原子量・分子量の使い道
原子量・分子量は、化学反応式に出てくる物質の質量やモルの計算に使われます。
正確な値は周期表に載っているので、必要に応じて確認しましょう。
→ 原子の地図帳 もおすすめです。
📊 まとめ表
用語 | 意味 | 例 |
---|---|---|
原子量 | 原子の相対的な質量(C=12を基準) | H: 1.0, O: 16.0 |
分子量 | 分子を構成する原子の原子量の合計 | H₂O: 18.0, CO₂: 44.0 |
📌 ポイントまとめ
- 原子量は相対的な重さで、炭素12を基準にしている
- 分子量はすべての原子量の合計
- 化学式を見て数 × 原子量で計算する
- 計算には周期表を活用しよう!