🧲 イオン結合とは?
イオン結合とは、陽イオン(+)と陰イオン(−)が
電気的な引力(クーロン力)で引き合ってできる結合のことです。
例)ナトリウムイオン Na⁺ と 塩化物イオン Cl⁻ → 塩化ナトリウム NaCl
⚛️ イオン結合の作られ方
- Na は 1個の電子を失って Na⁺ になる
- Cl は 1個の電子を受け取って Cl⁻ になる
- Na⁺ と Cl⁻ が引き合ってイオン結合ができる
このように、電子のやりとりによってできたイオンが引き合って物質を作るのがイオン結合です。
🧱 イオン結晶の特徴
イオン結合によってできた物質はイオン結晶と呼ばれます。
陽イオンと陰イオンが規則正しく交互に並んだ構造をしています。
代表例:NaCl、CaCl₂、KBr など
📊 イオン結晶の性質
性質 | 理由 |
---|---|
硬くてもろい | 強い引力で結合しているが、ずれると同じ符号が反発 |
高い融点 | イオン間の結合が強いため、多くの熱が必要 |
水に溶けやすい | 水がイオンを引きはがして溶かす性質がある |
水溶液は電気を通す | イオンが自由に動いて電流を運ぶ |
📌 ポイントまとめ
- イオン結合は陽イオンと陰イオンの静電気的な引力
- できた結晶はイオン結晶と呼ばれる
- イオン結晶は融点が高く、水に溶けると電気を通す
- NaCl(食塩)など、身近な例も多い