🧩 周期表とは?
周期表(しゅうきひょう)は、原子番号の順に元素を並べた表です。
性質が似た元素が縦(族)に並び、周期的な変化が見られます。
- 横の列(周期)… 原子番号が1ずつ増える
- 縦の列(族)… 同じ族の元素は性質が似ている
周期表は、化学の大事なツールです。 → 原子の地図帳 もチェック!
🧪 周期と族の意味
- 周期:電子殻の数(=主に電子配置で決まる)
- 族:最外殻電子の数が同じで、性質が似ている
たとえば、1族の元素(H, Li, Na など)は1個の電子を失って陽イオンになりやすいです。 一方、17族(ハロゲン)は電子を1個受け取って陰イオンになりやすい性質を持ちます。
⚙️ 元素の性質と周期的な変化
周期表に沿って、いくつかの性質が周期的に変化します:
- 原子半径:左下が最大、右上が最小になる
- イオン化エネルギー:右上ほど大きい(電子が抜けにくい)
- 電子親和力:右上の非金属に強い傾向(電子を引きつけやすい)
- 金属性:左下ほど強く、右上ほど弱い
📊 周期表での分類と特徴
分類 | 特徴 | 例 |
---|---|---|
アルカリ金属(1族) | 非常に反応しやすい金属 | Li, Na, K |
ハロゲン(17族) | 陰イオンになりやすい非金属 | F, Cl, Br |
希ガス(18族) | 安定で反応しにくい | He, Ne, Ar |
遷移元素(3~11族) | 金属光沢や導電性がある | Fe, Cu, Zn |
📌 ポイントまとめ
- 周期表は原子番号順に並んでいる
- 性質は周期的に変化し、族で似た性質をもつ
- 金属・非金属のちがいも周期表からわかる
- 重要なグループ:1族・17族・18族