🔬 原子の構造
原子は、中心に原子核があり、そのまわりを電子が回っている構造をしています。
- 原子核:陽子(+)と中性子(0)からできている
- 電子:マイナスの電荷をもち、原子核のまわりを動いている
原子は基本的に電気的に中性です。つまり、陽子の数 = 電子の数 です。
⚛️ 電子配置とは?
電子は電子殻という決まった層に入ります。内側から順に:
- K殻:最大2個
- L殻:最大8個
- M殻:最大18個(ただし化学基礎では8個まででOK)
例)酸素原子(原子番号8)の電子配置 → 2, 6
ナトリウム原子(原子番号11) → 2, 8, 1
🔋 イオンとは?
原子が電子を失ったり、受け取ったりして電荷をもつ粒子のことをイオンといいます。
- 陽イオン:電子を失って + の電気をもつ(例:Na⁺, Ca²⁺)
- 陰イオン:電子を受け取って − の電気をもつ(例:Cl⁻, O²⁻)
イオンになると、電子配置が安定な状態(希ガス型)になることが多いです。
📊 原子とイオンの比較
項目 | 原子 | イオン |
---|---|---|
電荷 | ±0(中性) | +または− |
電子の数 | 陽子と同じ | 陽子と異なる |
例 | Na, Cl | Na⁺, Cl⁻ |
📌 ポイントまとめ
- 原子は原子核+電子でできている
- 電子は電子殻に配置される
- 電子のやりとりでイオンができる
- イオンは電荷をもつ粒子であり、反応に関わる