中和反応🏫 高校
酸 + 塩基 → 塩 + 水
酸から出る H⁺ と、塩基から出る OH⁻ が結びついて水になり、同時に塩ができる反応。
- 中学から登場する 超基本反応。
- 中和点では、酸と塩基の物質量が 等しく なる。
- 滴定では、指示薬で色の変化を見て中和点を判断する。
中学〜大学レベルまで、よく出てくる化学反応を分野ごとに整理して眺められるページです。
「あの反応どこで習ったっけ?」を、やさしくナビゲートします。
「化学反応の地図帳」は、数多く存在する化学反応のうち、よく教科書や入試に登場する反応を中心にまとめたページです。
※ ここには書いていない反応もたくさんあります。自分で調べたことを書き込んで、 自分だけの地図帳にカスタマイズしてみてください!
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代表的な反応を、分野ごとのカードとして並べています。
学校の授業や問題集でよく出てくるものから、少しマニアックな名前反応までピックアップしました。
酸 + 塩基 → 塩 + 水
酸から出る H⁺ と、塩基から出る OH⁻ が結びついて水になり、同時に塩ができる反応。
電離のしやすさがポイントになる中和
酢酸やアンモニアなどの弱電解質が関わる中和では、電離平衡とセットで考えることが多い。
水に溶けにくい物質が白く濁って現れる反応
2種類以上のイオンを含む水溶液を混ぜると、難溶性の塩が生じて沈殿することがある。
電子のやりとりを利用した濃度決定
過マンガン酸カリウムやヨウ素などが登場し、酸化数の変化を追いながら濃度を求めるタイプの滴定。
カルボン酸 + アルコール ⇄ エステル + 水
匂いのもとにもなる エステル を作る反応。濃硫酸が 触媒兼脱水剤 として働くのがポイント。
有機マグネシウム化合物によるカルボニルへの求核付加
R-MgX が 強い求核試薬として働き、アルデヒドやケトンに付加してアルコールを与える反応。
芳香環へのアルキル化・アシル化
ベンゼン環に、ハロゲン化アルキルや酸塩化物から生成した カルボカチオン を導入する反応。
カルボニル化合物どうしがつながる反応
エノラートイオンが別のカルボニル炭素を攻撃して、β-ヒドロキシカルボニル化合物を与える反応。
共役ジエン + ジエノフィル → 6員環
共役ジエンと二重結合・三重結合をもつジエノフィルが、一度に二つの新しいσ結合を作りながら環化する反応。
NaCl + NH₃ + CO₂ + H₂O から炭酸ナトリウムを作る工業的製法
飽和食塩水にアンモニアと二酸化炭素を吹き込み、溶解度の小さい炭酸水素ナトリウム(NaHCO₃)を沈殿させてから加熱分解し、炭酸ナトリウム(Na₂CO₃)を得る工業的製法。
SO₂ → SO₃ → H₂SO₄ を酸化バナジウム(V)触媒で進める
硫黄またはFeS₂を燃焼させて得たSO₂を、酸化バナジウム(V)(V₂O₅)を触媒に酸化してSO₃にし、水に吸収させて濃硫酸を作る工業的製法。
N₂ + 3H₂ ⇄ 2NH₃(高温高圧・鉄触媒)
空気中の窒素と水素から、鉄を主体とした触媒を用いてアンモニアを合成する工業的方法。可逆反応であり、高圧・比較的低温であるほど平衡が生成物側に偏る。
NH₃ → NO → NO₂ → HNO₃ の3段階酸化
アンモニアを白金触媒で酸化してNOにし、さらに空気中で酸化してNO₂にしたあと、温水に吸収させて硝酸を作る工業的製法。
2Al + Fe₂O₃ → Al₂O₃ + 2Fe(大量の熱を発生)
アルミニウムが酸化鉄(III)から酸素を奪い、単体の鉄を析出させる激しい発熱反応。線路の溶接などに利用される。
Cl₂ + 2NaBr → 2NaCl + Br₂(酸化力の強いものが弱いものを追い出す)
ハロゲンの酸化力は F₂ > Cl₂ > Br₂ > I₂ の順に強く、酸化力の強いハロゲン単体は、酸化力の弱いハロゲン化物イオンから電子を奪い単体を遊離させる。
Zn + 2HCl → ZnCl₂ + H₂ など、イオン化傾向の大きい金属ほど反応しやすい
金属のイオン化傾向(陽イオンへのなりやすさ)の順序「Li K Ca Na Mg Al Zn Fe Ni Sn Pb (H) Cu Hg Ag Pt Au」に沿って、酸・水との反応性が段階的に変わる。
第一級→アルデヒド→カルボン酸、第二級→ケトン
硫酸酸性の二クロム酸カリウムなどで酸化すると、第一級アルコールはアルデヒドを経てカルボン酸に、第二級アルコールはケトンになる。第三級アルコールは酸化されにくい。
油脂 + NaOH → セッケン(脂肪酸ナトリウム)+ グリセリン
エステル結合をNaOH水溶液で加水分解する反応を「けん化」という。油脂を強塩基でけん化すると、セッケンの主成分(高級脂肪酸のナトリウム塩)とグリセリンが生じる。
C₆H₆ + HNO₃ → C₆H₅NO₂ + H₂O(ニトロ化)など
ベンゼン環は安定なため、アルケンのような付加反応より、環の水素原子が別の原子・原子団に置き換わる「置換反応」を起こしやすい。
アニリン → ジアゾニウム塩 → アゾ染料
アニリンを低温(5°C以下)で亜硝酸と反応させるとジアゾニウム塩ができ(ジアゾ化)、これをフェノールなどと反応させると鮮やかな色のアゾ染料が生成する(カップリング)。
−CHO(アルデヒド基)がAg⁺やCu²⁺を還元する検出反応
アルデヒド基(−CHO)は還元性が強く、アンモニア性硝酸銀水溶液を還元して銀を析出させ(銀鏡反応)、フェーリング液を還元して酸化銅(I)の赤色沈殿を生じる(フェーリング反応)。
デンプン + ヨウ素 → 青紫色(アミロースのらせん構造にヨウ素が入り込む)
ヨウ素ヨウ化カリウム水溶液(ヨウ素液)をデンプンに加えると、らせん構造の中にヨウ素分子(I₂・I₃⁻)が入り込み、青紫色を呈する。
nCH₂=CH₂ → −(CH₂−CH₂)ₙ−(小分子は生成しない)
C=C二重結合をもつモノマーが次々と付加してつながり、鎖状の高分子(ポリマー)を作る反応。ポリエチレンやポリスチレンなどのプラスチック、合成ゴムの多くがこの反応で作られる。
ジアミン + ジカルボン酸 → ナイロン + H₂O(脱水縮合の繰り返し)
2つの官能基をもつモノマーどうしが脱水縮合を繰り返して高分子を作る反応。ヘキサメチレンジアミン+アジピン酸からナイロン66、エチレングリコール+テレフタル酸からPETができる。
生ゴム + 硫黄(S) → 加硫ゴム(分子鎖どうしが架橋される)
天然ゴム(ポリイソプレン)に硫黄を加えて加熱すると、分子鎖どうしが硫黄原子を介して架橋され、弾性・強度・耐久性が向上する。
フェノール + ホルムアルデヒド → フェノール樹脂(三次元網目構造)
フェノールとホルムアルデヒドが「付加」と「縮合」を繰り返しながら反応し(付加縮合)、フェノール環どうしが立体的につながった熱硬化性のフェノール樹脂ができる。
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