原子の地図帳 / 第7周期・遷移金属

レントゲニウム(Roentgenium, Rg)

レントゲニウムは原子番号111の人工合成超重元素で、X線を発見したヴィルヘルム・レントゲンにちなんで命名されました。

111 常温: 固体
Rg
Roentgenium
原子量: 282(²⁸²Rg)

基本データ

原子番号
111
元素記号
Rg
元素名(日本語)
レントゲニウム
元素名(英語)
Roentgenium
分類
遷移金属
周期 / 族
第7周期 / 11族
標準状態
固体
標準原子量
282(²⁸²Rg)
電子配置
[Rn] 5f14 6d9 7s2
電気陰性度(Pauling)
―
主な酸化数
+3

注: 物性値は温度・圧力・同位体組成などにより変化します。代表的な学習用の値を掲載しています。

電子配置(ボーアモデル)

K L M 18e⁻ N 32e⁻ O 32e⁻ P 17e⁻ Q Rg

電子配置式

[Rn] 5f14 6d9 7s2

電子殻電子数
K(2e⁻まで)2個
L(6e⁻まで)8個
M(10e⁻まで)18個
N(14e⁻まで)32個
O(18e⁻まで)32個
P(22e⁻まで)17個
Q(26e⁻まで)2個

概要

レントゲニウムは極めて不安定な超重元素で、生成直後に瞬時に崩壊するため化学的性質の確認はほとんど進んでいません。周期表上では金と同じ族に位置づけられます。

発見の歴史

1994年、ドイツ・ダルムシュタットの重イオン研究所(GSI)の研究チームが鉛にニッケルイオンを照射して合成しました。X線を発見した物理学者ヴィルヘルム・レントゲンにちなんで命名されました。

主な用途・特徴

  • 超重元素核物理研究

実用用途はなく、超重元素合成技術の検証という基礎物理研究への貢献が主な意義です。

安全性・取扱い

極めて不安定で瞬時に崩壊するため、一般環境に存在することはなく安全上の懸念はありません。

学習のポイント

X線を発見した物理学者の名にちなむ元素として、物理学と化学がどのように結びついているかを示す例になります。

🔬

理科専門塾 Chem Atlas Academy

調べる力を、得点力に変える塾。
中学・高校・高専生のための、完全オンライン理科専門塾。
授業はせず、月4回のオンライン解説で伴走します。

理科専門塾 Chem Atlas Academyはこちら

💡 ご質問やご感想、「この元素も詳しく!」などのご要望も大歓迎です。
お気軽にメッセージをお寄せください♪

✉️ お問い合わせはこちら